フランスは反移民で右傾化しているのか
産経新聞が「フランス 『反移民』が政界席巻」という記事を掲載しました。
冒頭には次のようにあります。
これはいったい、どうしたことか。米政治の「病」がフランスにも広がった。5カ月後に迫る大統領選で、扇動的な評論家が選挙の構図を激変させた。エリック・ゼムール氏という。
記事を読むと、記者の言う米政治の「病」というのは、トランプ政権の「自国第一」「反移民」だということがわかります。
記者がトランプ氏、そしてゼムール氏に対して、批判的というか「嫌悪」しており、その「嫌悪」の理由は「自国第一」「反移民」にあるということは明白です。
この記事、そして記者の認識には複数の問題があります。
まず第一に、トランプやゼムールは、本当に「反移民」なのか。
そして第二に、そもそも「自国第一」であることは「悪」なのか。
そして第三に、なぜ産経のこの記者はこのような論調なのか、といった問題です。
第一に、トランプもゼムールも、「反移民」
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