異文化理解と多文化共生が必要らしい
みなさん、こんにちは。まつまるです。
異文化理解と多文化共生という考え方が学校教育で求められています。
なんで求められてられているのか、まったくわからないのでまとめてみます。
これから、日本の教育どうしましょうか?
2021年1月26日に教育学のエキスパートたちが集まって、これからの日本の教育どうする?と話し合った結果、
「令和の日本型学校教育」の構築を目指して
~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~
という”令和での教育の在り方”についてまとめた意見文が公開されました。
この中で、増加する外国人児童生徒等への教育の在り方に述べた意見がありました。
○ 学校においては,日本人を含む全ての児童生徒等が,我が国の言語や文化に加えて,多様な言語や文化,価値観について理解し,互いを尊重しながら学び合い,異文化理解や多文化共生の考え方が根付くような取組を進めることが重要である。
○ そのため,異文化理解・多文化共生の考え方に基づく教育の在り方について,教員養成大学・学部や教育委員会,学校等の協力を得て,集住地域において調査研究を行う。 また,その成果も踏まえ,異文化理解・多文化共生の考え方に基づく教育の更なる普及・充実を進めるとともに,教員養成課程において,異文化理解や多文化共生に関する履修内容の充実を図るべきである。
内容をまとめると、
①学校で異文化理解や多文化共生の考えを浸透させよう
②教員になりたい学生は、異文化理解や多文化共生に関する講義を履修しよう
ということです。
つまり、異文化理解と多文化共生の考え方が教員・児童生徒に根付けばいいんですね!
異文化理解・多文化共生にメリットあるん?
外国人児童生徒への教育に異文化理解・多文化共生がなぜ必要なんでしょうか。
というか、いいことあるんでしょうか。日本にいるなら、外国人であっても日本文化に合わせるほうが筋なんじゃないですかね。
と私は思っていましたが、調べれば調べるほど「異文化理解・多文化共生」とはそんな単純な話で終わらないことがわかりました。
「ジェンダー差別」
「性的マイノリティへの偏見」
「人種で評価してしまう」
という日常のニュースで抱く違和感には、共通していることがあると株式会社メルカリはいってます。
それは、「無意識バイアス」という思い込みだそうです。
記事では、無意識バイアスという偏見をなくすためには、「異文化理解・多文化共生」という考え方を身につけ、思い込みに気づくことが重要であると述べられています。
つまり、学校教育に置き換えて考えると、児童生徒一人一人の可能性を最大限に引き出すために「異文化理解・多文化共生」を根付かせる必要があるということです。
私が中学生のとき、外国生まれだから英語のスピーチコンテスト出場できないという生徒がいましたが、今思えば差別だったなと思い出してしまいました。
多様性を尊重することはいいことだと思いますが、完璧に実現できるまで何十年もかかりそうだなと思いつつ、無意識バイアスという考え方を浸透させることが近道なのかもしれないと考える今日この頃です。