よく使うExcel関数すら理解できていなかった件
おはようございます、いつきです。
わたしは、学生時代から、色々な計算や、管理台帳としてExcelやGoogle スプレッドシートを使ってきました。結果、多くの関数を使ってきました。
ただ、よく使う関数の中にも、今まで勘違いしていた関数があり、初心に戻らないとなと痛感しました。今回は勘違いが発生した関数と、なぜ勘違いしてしまったのかを記事にしていきます。
ROUNDと、ROUNDUP関数
ここで今回勘違いしていた例を挙げます。この勘違いに関しては、周りの人にも聞いてみましたが8割くらいの人が勘違いしていました。
みなさん、以下の値がどうなるか計算してみてください。
四捨五入と、切り捨ての答えはこちらになります。その下の桁数だけを見て処理をしていそうです。四捨五入について、もしすべての桁数を見ている場合は、「1.45」が「2」になるはずです。
切り上げも同様の考え方だと、「1.45」は「1」になるはずです。
答えはこちらになります。
それぞれの処理を正しく理解していれば回答は間違えないのですが、そこですでに勘違いをしていました。
四捨五入と同様に、ある桁までの値がほしい時、「その下の桁のみ」を見るものだと思っていたのですが、正しくは「その下の桁数が0より大きいかどうか」で処理をする形となります。
四捨五入:ある桁までの値がほしい時、その下の桁が5未満なら切り捨て、5以上なら切り上げる端数処理です。
切り捨て:ある桁までの値がほしい時、その下の桁を切り捨てる端数処理です。
切り上げ:ある桁までの値がほしい時、その下の桁が0より大きければ、ある桁数の値に0を増やす端数処理です。
長い間、勘違いに気づけず
予算作成にしても、配賦の計算にしても、経理部門にいると小数点処理をすることは多々発生します。
私の場合、経理を始めたのが27歳くらいだったので、7年くらい業務で勘違いをしていたことになります。
振り返ってみると、1円単位の端数処理は発生するものの、予算であれば重要性が低いですし、経理処理であれば配賦の段階で調整していたので、問題になることがありませんでした。
今回、たまたま手元のExcelと値が違うケースが見つかり、調査したところ自分が勘違いしていたことに気づきました。
使いこなしていると勘違いするのが最も危険
プログラミング学習のときに、正しく処理を理解することが最も重要であると散々言われていました。ただ、このような身近なケースですら勘違いをしていることに気づけませんでした。
今回の端数処理の勘違いに関しては、人によっては「何言ってんの?」となるくらい、理解できないことかもしれません。そのくらい当たり前に使っていることでも勘違いをしているケースがあるということは自分も気を付けないといけないと思いました。
今後も勘違いしている関数があるという前提に立ち、慣れている関数ほど手元の計算と合っているかは慎重に確認していきたいと思います。
それではまた来週!