堀江貴文の「新・資本論」

最近資本主義とか、社会主義とかいう○○主義に興味を持ったので漁っているのですが、本屋でとっさにとったのがこの本。

マンガ版 堀江貴文の「新・資本論」 (宝島社新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4800288312/ref=cm_sw_r_cp_apa_uohiCbARZAACR

この前多動力を読んだのでその延長。
ちなみに断定的に物事をストレートに言うので、人の意見に反論するのが苦手な人にはホリエモンの書籍はおすすめしません笑

その人に普段何をしてあげているか

例えば私は普段あまり深く考えないで、家に泊める、ご飯をおごるという行為をしたりしますがには、その人にそれだけのサービスを提供している。それだけの価値と対価があるということなんだなと改めて思いました。
自分が楽しかったり、自己満足と言えばそうなんですが、その人にランチ代なりを払っていると捉えても間違いないと思います。逆を言えば、おごってもらった場合はそれなりの価値を提供しているということを自覚すべきなのかなと。
次がなかったら提供できていないとシンプルに考えるのが良いですよね。

公私で判断軸が異なっていた

保険についての考察は面白かったです。本書で保険は要らない。いざというときに助けてくれる信頼関係を作るべきだ。みたいなことが書かれていました。

私も生命保険に入っていますが、ここまで直球に要らないと言われると。
でも仕事だとありふれていて、過去の社内外の事例から保険の投資対効果をちゃんと検証して導入をしています。
リスクを見積もって、いざというときにそれだけを払う覚悟があるのか、それとも保険料を払い続けるのかを客観的なデータに基づいて判断するわけです。

生命保険にはじめて入るときにはここまではしていなかったなぁーと振り返りました。

さて、会社でこうい判断をするときに問題にあがるのは感情論です。
客観的な根拠だけだとうまくいかないケースが多いです。例えば保険に入っているという安心感があるとか。いざというときに支払わなければいけないなら毎月定額払いたい。少し高くても…。
会社としては中長期的に見れば入らない方が良いし、有事の際はお金を払うという約束までするけれど、それがうまく伝わらない。

経営目線、現場目線

結局この書籍で気付いたのは、その点において信用がされていないということなんだなと。
例えば車両事故を例にとると、私用で飲酒運転をして事故ったときには、会社は全額をその人に負担してもらうでしょう。ただ、保険があればその分はもしかしたら軽くなるかもしれない。この話は事が大きすぎますが、こういったことが小さなことでも信頼を損ねるのだと思います。
自分の運転ミスで軽い追突事故を起こしてしまったらどうなるのか、駐車ミスで小さな傷をつけてしまったらどうなるのか…などなど。

中長期的に考えて全社最適を優先する経営目線と、目の前のサービス提供を優先するといった現場目線の話がよくありますが、経営目線でいても自分事と捉えれば現場目線も理解できることも多い気がしました。
結局理解できた上でどうするかはお互いの歩みよりですけどね笑

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