プロジェクトでも制約条件を探すことは変わらない
いくつかプロジェクトをやってきたからこそ分かりみが深い本でした…
読んでいて辛かった。
ということで、今回はクリティカルチェーンを読み終わったので読書ログ。
一言で表すと?
プロジェクトでも制約条件を探すことは変わらない
なかなか難しかったのですが、要するにこういうことかなと思いました。
プロジェクトってうまくいかないよね
プロジェクトがうまくいくケースってないよねって話から始まります。
確かに、納期遅れ、コストオーバー、品質不十分…みたいな話は巷でもよく聞きます。
この本が日本で出版されたのが2003年って考えると「おい」って言いたくなりますが、それだけ複雑性が増しているんだと思います。
どうすればプロジェクトを成功に導けるのか?
そもそもプロジェクトの成功ってなんだよ。って話は各プロジェクトでちゃんと定義した方が良いです。
結構曖昧だったり、自分のことしか考えていなかったりするケースもあるのではないでしょうか。
プロジェクトの成功が定義された前提で、失敗しないためには、結局今までのシリーズと同様、制約条件を探せばいいみたいです。
プロジェクト管理でよく使う、PRET図を書いて、クリティカルパスを見つけるのが最初。
ただ、結局あれだと競合リソースがある場合検知出来ないので、ボトルネックとなる競合リソースを繋いだクリティカルチェーンを作るといいよ。っていう話でした。
制約条件を克服するための5ステップ
1.制約条件を見つける
2.制約条件を最大限活用する
3.制約条件に従って他のスケジューリングをする
4.制約条件を改善・強化する
5.見直す
最後に
ひとつひとつ自分の頭の中で浮かんでくる疑問に答えてくれた本でした。
まさに学生の気分で、「でも、こういうケースはどうすんのさ?」みたいなことが次々に浮かんできては解消されていくという面白い経験をしました。
PMBOKとかにも書かれている内容なんだろうけど、小説として読める分理解がしやすかったです。
ぜひ興味があれば読んでみてください!
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