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とりかえすニューヨーク このままじゃ忘れた 繰り返す この世界の重大な秘密 三日月よりも…
形を持った心が、 ビーチサンダル 目を離した瞬間 変化を繰り返す みくびらない方がいい あ…
伸びた草に新しいお願い、開くな瞼 近くの薬局、目に迫る 夕日の赤はとってもとっても赤い赤…
まだ割ったことのないガラス 登下校の途中で道を間違えた ソファから耳に届くように手に届く…
退屈な僕には張り合いがなさすぎる ダリア! 花をくれ! 言葉に乗せろ! 嘘はない。
雲が破ける音が聞こえる がぶりとかぶりつく こわい犬背中をなぞるの
星を橋がひとっ飛び なんか泣きそう クルージングナイトソング まだまだ背中が熱い 音がこんなに溢れてて 私はこわくてこわくて泣いている はい、と飛び移る霊 地下道に住み着いた幽霊たち 口が裂けても間違いでもぼくには大事だった 煮詰める飴、星は背景に もう一回でも抱きしめて、星
写真とカレンダーがなぜか暗い街に 八人の勇者 セカンドから見える花の濃い匂い
自転車を肘で引っかけて まると四角と尖ったサンカク 気持ちをナンバリングする、山と海に近…
指差し真似して 目真似して 手真似して 目の前にあるぐるぐる捕まえて 太陽に手を突っ込んでみ…
ぷっくらとした額に体に光を当てて 日に日に大きくなった瞳の光 夏がやってきた どこへもいけ…
大体の日は空回りしているから、 狭すぎるソファにわざと座る、 果物の皮を剥いて、表も裏も見…
肌に光が触れて私を追いかける まるで幽霊みたいにそれはそれは白い光 空がやけに暗いなって…
幽霊の踊り子100匹捕まえて 船の中まで箒を燃やすの もっと大きい家に住めたら ゆううつが片付きそう 悲しいだけの歌を歌う朝 レジャーシートを敷いて 封筒の端を折る 最初に目にした幽霊とは すれ違うのがやっとだった