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真剣な顔で七並べをしている 恨みを買ったらどうしよう 目の前で言葉がとっちらかる 畳は10畳…
じゃれた言葉がなくなっても ひとつもバレないように話していたい 悲しみを悠に超えた夏が生ま…
日陰のソフトクリーム 溶けにくそうにしている
失う確率よりよほどに広い空 傷跡だらけの毎日に 目を見て分かることって、 三角形に型取って…
とりかえすニューヨーク このままじゃ忘れた 繰り返す この世界の重大な秘密 三日月よりも…
形を持った心が、 ビーチサンダル 目を離した瞬間 変化を繰り返す みくびらない方がいい あ…
伸びた草に新しいお願い、開くな瞼 近くの薬局、目に迫る 夕日の赤はとってもとっても赤い赤 とってもとっても赤い赤がからだに入り込んで 隙間なくピッタリ体中を滴ってる 線路はもうそろそろ終わりが見えてお別れの海 水上ではなし得なかった音楽が体中を渦巻く 海になってからは緑の丘が少し退屈に思えて、 体が動かなくならないように五線譜を引く 連絡が取れる間ずっと誰もが分かっていた ぐるぐる回る微笑みの海を 私たちはみんなで後にして、
大体の日は空回りしているから、 狭すぎるソファにわざと座る、 果物の皮を剥いて、表も裏も見…
肌に光が触れて私を追いかける まるで幽霊みたいにそれはそれは白い光 空がやけに暗いなって…
幽霊の踊り子100匹捕まえて 船の中まで箒を燃やすの もっと大きい家に住めたら ゆううつが片…
おりこうになって 花の前に亡くなる日を浴びて 夕方を前にぴったりなことを話すの 光に噛み…
ブルーのマーチ 器用なだけの感情に手を出す 些細だったほんのささいだった光の粒が 目の前で…
梅雨が終わらない。 一向に終わらない。 私は迎えに来たというのに 不器用なまま その不安定…
解凍済の私は 洗濯物にまぎれこんだ。 今日は間違えて干されてしまいたい、 ベーカリーのいい匂い しんとした車内に緊張が走る 手をつないでバラバラにならないように両手をしばる 「雨が止んだらどこへ行こうか」 「やまなくたっていいじゃない」 ガーベラの花に顔を突っ込んで 困ったふりして手を上げる 山に飲み込まれた夜は雨になって 雨にさらわれた後は冬になる。 寒そうな体、 湯冷めした朝に帰ってきたのは、 間違いなく私の部屋だった。