ためを思う
8月の終わりに北海道に帰省した。
東京から飛行機に乗り、実家に帰り、親に東京の暮らしのことをたくさん聞かれる。
「彼女は?」
「就職はどうするの?」
「東京はあついの?」
20歳になっても親を少し鬱陶しく思っていた。
今日、父さんと温泉と夕食を食べに出かけた。
温泉代や夕食代当たり前のように払ってくれた。
温泉から出て、雨が降ってたから車を入り口まで持ってきてくれた。肩は雨で濡れていた。
夕食に父さんが頼んだカツ煮を少し分けてくれた。
カツ煮の真ん中の部分を何も言わずにくれた。
わかっていたけれど、愛を感じた。私のためを思って常に行動してくれていた。
私は父さんみたいな人になりたい。私のためを思ってくれている父さんと母さんには幸せになって欲しい。幸せにしたい。
いつもありがとう。