新たなことへの不安

今年の4月から、下の娘は中学1年生になりました。

6年生の卒業間近では、中学生になる憧れ、部活に、授業、制服に憧れて楽しみで仕方なかった様子。
制服はもらった途端に着て、鏡の前で髪はこうしたいな、など予行演習してみたり。
文具も新調し、えんぴつから、シャーペンにバージョンアップ。

晴れて中学生になり、大好きな友達とも同じクラスになれました。
ところが、2日目の夜、急に泣いて私の布団に潜り込んできました。
私も驚いて理由を聞いてみたのですが、自分でもわからないが、何か不安やねん…と。

楽しそうにしていたので、全く気づかなかったけど、漠然とした不安に襲われていたようでした。

そうだなぁ、毎日新しい事が押し寄せてきて、それを一つ一つこないして行くとなると、プレッシャーは大きいのかなと思いました。
大人の私でも、いつもと違う事が起こると、多少の動揺はあります。

子供の今の状況は、全てががらりと変わったように感じているのでしょう。
特に嫌な事は無くても、不安になる気持ち、わかるなぁと思いました。

私から子供にできることは、不安は取り除いてあげれないけど、私の所は安心できる所だよって思わせてあげたいと思い、抱きしめて一緒に寝ました。

中学になる前から、反抗期に入っていて、触れられる事に抵抗を感じ始めていたので、ここぞとばかりにベタベタできたので、私的には嬉しかったです笑

『不安』
不安は、状況から来ることが大きいように思うのですが、その「不安を作り出しているのは自分だったりもする」という事も気づけたら、気持ちの方向転換ができて、少し楽になるのではないかと、話しました。

先の事が全くわからないから、なるかもわからない不安を想像して、自分をマイナスな思考に向かせてしまう。
それは今、考えても仕方ないことで、答えは出てこない。
それより、中学生になったからこそできることは何か?に気持ちを持って行こう。

想像で作り出してはいないけど、自分が望んでいない状況になることがわかっていて、これは立ち向かわざるおえない時の不安。

その時は、できるだけの準備と、立ち向かおうとしている自分を褒める事で少し楽になれるかなぁ、なんて話をしました。

4月も終わろうとしています。

この話を、うんうんと聞いていた娘に、浸透してくれたのかどうかはわかりませんが、
「中学に入って、全部が変わった気がしてたけど、学校へ行って勉強する事は変わってないから、今までとそんなに変わってないかも。だから大丈夫そう。」
と言って、子供なりに気持ちの方向転換ができたようでした。

方向転換と言うか、本来そこへ何をしに行くのか。と言う目的を再確認した感じをうけました。
そうか、本来の目的を再確認することも、不安を少し楽にしてくれるなと、私も気付かされました。

また成長する子供を感じることができました。

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