2014のルミナリエ

じかんのズレ

冬は目の前だ。
毎日の日の入りが早く感じる。

私は景色の明るさに合わせて時計の針を進めておいた。

ただでさえ歪んだ針の大きな時計は、いつもより私に時間を教えてくれる回数が減ってしまった。

体が何時か知っていればそれでいい。何時に起きたくて、何時に寝たいかのすべては他の誰でもない自分自身しか知り得ないことなのだ。

仕事中以外は時計を外す。

携帯の時計もよくわからないだけ進めてある。

電車は5分か10分間隔でやってくるのだし、予定の時刻より早く家を出ることになんら問題はない。

こうするとすべての自分の軸がいつもよりまっすぐ立っている気がする。

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泉美 izumi
サポートされるってどんな感じですか? でもマイペースに進んでいきたいと思います