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やっぱりダメ耳の様だ

今日、一年に一度の健康診断に行ってきた。
この歳なので色々と綻びが出てくるのは仕方がないとは思う。

健康診断の技術も年々進んでいる様で、今年の検査で幾つか新しい経験をした。

一つ目は、胃カメラの麻酔が昔に比べて負荷が軽くなった様に感じた。以前は、全身麻酔の時もあったり、部分麻酔でも飲み込む麻酔液で数日違和感が消えなかったりした。今日の麻酔は、スプレーで三回喉に噴射するだけで数分後には効果があり、そして、術後1時間ほどで元に戻り、違和感もスッーと消えていってくれた。
でも、あの胃カメラのホースの太さは相変わらずで、胃の中に入った時の違和感はあまり良い気分ではない。もう少し細くならないものだろうかと思う。

二つ目に感じた事は、エコーの技術が進んだ様に感じた。昨年までは、脂肪肝ですよ!と判定されただけだったのだが、今年はそこから一歩進んで、脂肪肝の先にある、肝臓の繊維化の進み具合を超音波の波形で測定できるオプションが増えた。早速お願いしたところ、繊維化は進んでいなかったので一安心である。
また、膀胱や前立腺のエコーのオプションで癌の有無もわかる様で、これもオプションで実施して安心することができた。

さて、技術の進歩はさておいて、いい音オヤジとしては、やはり、何といっても聴力の検査が気になるところである。あのデカくて重たいヘッドホンをして、聞こえたらボタンを押すやつである。

左右、1kHzと4,000Hzを30dBから始めて、聞こえるところまで上げていくのだそうだ。
結果、1KHzは問題ないのだが、4,000Hzは、左が30dBでは聞こえず、さらに上げたところで反応したと言われた。
4,000Hzでもそんな状態では、10KHzあたりなんて全然ダメダメなのではないかととても悲観的な気分になった。

オーディオを趣味にするものとして、願わくば、耳は良くありたいと思うのだが、この歳で耳鳴りもしているし、どうしようもない事なのだろう。

そういえば、私は、自作の色々な真空管アンプで聴いていても、どれも皆いい音に聞こえて、あまり違いがわからないと言ってきているのだが、先日、それらのアンプを一同に集めて、友達付き合いをさせて頂いているカフェのお客様に聞いていただく試聴会を実施したら、ハッキリとそれぞれのアンプの違いがわかり、好みは6B4Gのはシングルであると断言されていた。

試聴会の意義はあったのだが、我が耳の能力に少し情けなさを感じたのは否めない。

とは言っても、いい音オヤジとしては、どの真空管アンプでも、いい音で気持ちよくなる事は事実なので、まあ、いいかと自分を慰めてみたりしている。