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偶然の影絵
今年は、歴代一位の猛暑日数を更新するなか、昼間は一向に太陽の熱量が収まる兆しが感じられない。オゾン層の破壊が進んで太陽からの熱がより地表に届きやすくなっているのだろうか?
だからと言って太陽が悪いのではなく、太陽のお陰で我々はいろいろな恩恵を受けているのである。
で、ちょっと面白い太陽の恩恵を受けた話。
夏の12時前、まだ少し南南東当たりに位置する太陽の日差しが照り付けているころ、路上に止まっている黒いタクシーのボンネットに反射した太陽の光が、そのボンネットの角度を使って反射して、営業中のカフェの室内の白い壁に向かって太陽の光を投影している。そのタクシーのボンネットから室内へその光が向かう途中に木々があるのでその木々の影を伴って投影しているのでまるで影絵のように映っている。
すかさず、そこに自分の手で描いた狐を投影してみたら、うまくいった。
客席には客もいなかったので、そんな影絵をしばらく楽しんでいた。
しばらくすると、路上に止まっていたタクシーが走り出していなくなってしまったので、太陽の光の反射が消えて普通の壁に戻ってしまった。
こんな何気ない自然現象だけれど、結構楽しいものだなぁとカミさんと無邪気に意気投合したのは、いいことかもしれない。