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60年代風ステレオセット作成-トーンアームの紹介

トーンアームは、いつも使っているブナ材を切り出して作った。
デザインは適当、というか、レコードの初めから最後までできるだけ溝の向きに並行に針が撫でるように、アームをターンテーブルの軸のところまで回した時、少し(1cm程度か?)長くなるような長さで、かつ、ヘッド部分を少し内側に曲げて削り出した。
アームの軸の方は、500円で購入したジャンクプレーヤーの軸を再利用するので、それが収まるように裾広がりとした。錘もジャンクプレーヤーの再利用である。

ジャンクプレーヤーのパーツの再利用

カートリッジは、ベッドに穴を開けてダイレクトにねじ止め。ピックアップは、これまたブナ材を薄く切って曲木をして作った。
曲木は、意外にかんたんで、水に浸した木を雑巾とアルミホイルで覆い、その上からアイロンを適当な時間当てて蒸す。すると繊維が柔らかくなって曲げることができるようになる。
形を作って冷めるまで置いておけば完成。

カートリッジは手元にあったMM
カバくんのような顔が気に入っている。

アームの中を配線するために、上下二枚の板を貼り合わせて作成した。先の投稿でもあるように、配線は、mogami極細シールド、2801を使用している。結構細い4本の線を丁寧に被覆を剥がし、シールドが触らないように丁寧に選り分ける。

信号線は細いくて、細かい作業になるのでジジイの目には辛い。
直径が1.6mmのmogami 極細シールド

こんな木製トーンアームでも、十分レコードをトレースしてくれるし、いい気持ちにしてくれる。そして、mogamiのシールド線を使ったお陰で、ハムは激減して全く気にならなくなった。

トーンアーム台は、ターンテーブル本体とは独立していてソルボセインで支えている。僅かな隙間で離れているので、モーターの振動の影響はないようだ。

ハム対策をきちっとすれば、こんな木製レコードプレーヤーでも十分使用に耐えるのだなぁと実感している。