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事務とスナックかけもち生活①スナックとの出会い


人生で、仕事を掛け持ちしていることが多い。
なぜなら浪費家であり、常に好きな事にお金を使いたいから。
20代の頃、営業事務をしながらスナックで働いていた。
夕方まで事務で働き、急いで退勤して一旦家に帰って、
着替えてスナックに出勤。
スナックといってもU字カウンターの中で立って接客する、
いわゆるガールズバーのようなお店。
隣に座らなくていいから基本的に安全。
当時は大好きだった彼氏とも別れたばかりで、
お金も欲しいし、夜の世界にも興味があるから
やってみよ~♪くらいの気持ちで始めた。

スナックのママは、当時31歳!!元々キャバ嬢で稼いでいて、
自分のお店を持とうとスナックを始めた人だった。
私は初めて対面で男の人を相手にする仕事で、
とりあえずどんな年代の人が来ても話せるように頑張ろうとした。
正直、どんな話をしたかは覚えていなくて、
覚えているのは、あのお客さんと、このキャストが繋がっている
ということか、あのお客さんはこのキャストが本命だけど
上手くいっていない、ということくらい。
スナックの内情なんて、本当のところは太いお客さんがいて、
その人を一目置くか、置かないか、という違い。


ママは、お金はそんなにないけど
周りのお客さんとも仲良くできて、
交友関係を広められる男性を足にしてたし、
自分のお気に入りとして扱ってた。
その人がお店に来れば、みんな楽しくなるから。
お店のスタッフじゃなく、
客として楽しい空間を作ろうとしてくれるから、
サクラみたいな存在だった。
そういう存在の男性を足にしているママがやり手すぎる・・と思った。

私の先輩は、夫婦関係が上手くいかない客と不倫関係になって、
掛け持ちしている別のスナックに呼ぶようになった。
その客は常連で、仕事仲間をよく連れてきてくれる人で、
私からしてみれば、よくドリンクを出してくれるお客さんたちだった。
連れの仕事仲間はみんな良い人で、すっごく楽しいお客さんたちだった。
でも、そういう人たちほど、お金も使い過ぎることを躊躇したし、
真っ当に自分の生活を送っている人たちだった。

そんな中で、たまに現れる
孤独を抱える人や、単純に今を楽しんでいる人や、性欲出過ぎな人たちと、
私は出会うことになった。
その当時、私も彼氏と別れて
寂しさも性欲も充分にあった時だったので、
色んな事をしでかすことになる。
こんな話は誰にもどこにも話していないけど、ここに記していこうと思う。

また次回!







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