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大会に向けた意気込みと思い|2023年度 福島ブロック大会開催地 理事長挨拶

一般社団法人猪苗代青年会議所 第44代理事長 宮澤重嗣です。

「最高の遊び場、猪苗代」

私たちが活動する猪苗代町・磐梯町・北塩原村からなる磐梯高原エリアは、日本で2番目に大きな磐梯朝日国立公園が広がっています。
磐梯山や猪苗代湖を始めとする火山景観、受け継がれる山岳信仰、湖・沼・森が織りなす変化に富んだ美しい景観、そこから生まれる多様なアクティビティが魅力です。

私たちの生活は「環境」に大きく影響を受けています。
その生活の積み重ねが文化となり、歴史となり、他にはない地域の価値を生み出しています。
国や県の政策においても、ポストコロナ時代への対応として、世界水準のナショナルパークとしてのブランド化、自然観光の開発に取り組んでいます。

一方で、これまでの人間活動により気候が変動し、深刻な気象災害が増え、生活の基盤を揺るがしかねない状況になっています。


「サステナブル」から「リジェネラティブ」へ。


今世界では、「サステナブル/持続可能性」を補う概念として「リジェネラティブ」、つまり環境負荷を抑制するだけではなく、環境再生の取り組みが注目を集めています。
これまで自然資源の活用は、自然保護と相反するものとして捉えられてきました。しかし、自然資源の保護には費用がかかります。
正しく利活用を促進することで、そこで得られた資金により保全し、再生するという持続可能な仕組みをつくることができます。

よく資源は「モノ」「ヒト」「コト」と表現されます。
「モノ」を放置したままでは恵みを得ることはできません。「モノ」に「ヒト」の手が加えられることで価値ある「コト」が生まれます。
これは磐梯高原エリアだけではありません。それぞれの地域には特有の自然・文化・歴史など価値ある資源があります。

地域の資源を守り、磨き、未来へつないでいくためには、JCの組織力、ネットワーク、青年経済人であるJCメンバーの持つ可能性、新たな発想が必要です。

第52回福島ブロック大会 in 二本松は、地域資源を生かした二本松にしかできない大会となりました。
猪苗代大会では、これを継承するとともに、「環境再生」「まもり、みがき、未来へつなぐ」をテーマに、心躍る、心揺さぶる大会とすることをお誓い申し上げ挨拶といたします。

2023年度第53回福島ブロック大会 in 猪苗代、どうぞよろしくお願いいたします。

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宮澤重嗣/MIYAZAWA Shigetsugu
會津藩祖保科正之公を始め、歴代會津藩主を祀る「土津神社」禰宜。
「幸福感受性の回復」という使命のもと、健やかな人間形成に資する會津武士道の矜持である「義」の心の発信に努めている。

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