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【 JC論考 】 「土地」を広げることも大切だよ | JCと人間力

不動産の話ではありませんmm

JCを通して何が得られるのか?

下記の記事でいくつか触れている通り、様々な型を身につけ、能力を高めることができますが、何か特定の専門的能力が高められたり、技術が身につくわけではありません。

特定の何かというわけではなく、総合的な力、「人間力」を高めることができると思います。
底上げされるイメージでしょうか。

ちなみに人間力は、内閣によって設置された『人間力戦略研究会』で次のよう定義されています。

社会を構成し運営するとともに,自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力

内閣府,「人間力戦略研究会報告書」,平成15年4月

ビジネスとの関連性や高め方など詳細は、以下のGLOBISのサイトにまとめられていますので、是非見てみてください。

なぜ、「人間力」を高める必要があるのか?

ただ、人間力は、一朝一夕で高められるものでもなく、自分では実感しにくい能力ですので、今仕事に必要なスキルを求めている人にとっては、JCはまどろっこしく感じると思います。

ビジネスに必要な専門的能力を高めることは、「建物」を建てるようなもの。

人間力を高めることは、「土地」を広げるようなもの。

建物は目的を持って建てられ、誰かの役に立ちますが土地がなければ建てることはできません。

私は、JCを通じて人間力を高めることは、「土地」を広げるようなものだと思っています。

土地が広ければ、自分だけではなく誰かの建物を建てることもでき、また、街をつくることもできます。

 (この例えのニュアンス伝わるかな……)

“今”を見れば、必要なのはすぐ仕事に活きる能力や技術だと思います。

ただ、社業の発展を考え、“未来”を見据えるのであれば、総合的な力を高め、底上げを図ることは必要なことです。

人間力は、実践での他者との関わりを通して磨かれるもので、不断の努力が必要な終わりのないものです。

ビジネスは経営者の器以上にはならない。

だからこそ、若いうちから意識して、日々積み重ねていきたいものです。

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宮澤重嗣/MIYAZAWA Shigetsugu
會津藩祖保科正之公を始め、歴代會津藩主を祀る「土津神社」禰宜。「幸福感受性の回復」という使命のもと、健やかな人間形成に資する會津武士道の矜持である「義」の心の発信に努めている。

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