【 JC論考 】 はじめに | 「JCの意義」言語化の試み
サマリー
私は、一般社団法人猪苗代青年会議所(以降「JCI猪苗代」)2022年度理事長を務めています。
JC(Junior Chamber/青年会議所)では、1月から事業年度がスタートし、JCI猪苗代の場合、前年の9月から2022年度の活動・運動方針について協議を行っていきます。
私が、理事長として2022年度何をしなければならないのか考えたときに根底にあったことは、次の2つでした。
私は、2014年10月に入会し、2022年度で9年目になります。入会して「すごいな」と驚くことが色々ありました。
入会してからの8年で、LOM(Local Organizaition Member/所属地青年会議所)では人材育成系の委員長、まちづくり系の委員長、専務理事、副理事長、福島ブロック協議会(JCの福島県組織)では、入会して間もないメンバーの人材育成を図るアカデミー委員会委員長、日本青年会議所(以降「JCI日本」)では、価値デザイン会議広報幹事など様々な役職を経験させてもらいました。
私の家は社家(代々神社の奉祀を世襲してきた家のこと)で、私自身土津神社禰宜を拝命しています。しかし、兼業神職で入会当初は会社員でした。
JCで色々と経験する中で、全国のメンバーから前向きな力をいただき、自分の世界が広がり、神社再興を通して“ここに住んでいてよかった”と思えるまちをつくっていきたいという思いが強くなり、2018年に退社、個人事業を開業し、神社神道に梶を切りました。
それから4年経ち、当初年間150日ほどしか社務所を開けておらず、年間の観光客入込数約180万人の猪苗代町で参拝者は数えるほどでしたが、現在では冬季間を除き毎日社務所を開け、年間20万人弱の方にお詣りいただくようになりました。
一言でいえば、人生が大きく変わりました。
もちろんプラスαの活動で、大変で苦労もしますが、JCに意義を感じていますし、楽しむことができています。
2022年度理事長として所信を描く際、LOMやメンバーの状況、社会情勢など色々と考えましたが、思いはシンプルでした。
JCI日本2019年度会頭鎌田長明先輩のJC論の二番煎じですが、この「JC論考」を書いてみようと考えたのも、JCの価値を明示することで、メンバーに少しでも意義を感じて、楽しんで取り組んでもらいたいとの思いからです。
2019年に価値デザイン会議の広報幹事として、鎌田先輩と様々な機会を共にしたのもきっかけの一つだと思います。
JCには様々な慣例やプロトコル、仕組みがあり、様々な経験ができますが、積極的に関与し、自分ごととして取り組んでみないと意義が分からない、分かりづらい構造だと感じています。
短期的に、また表面的な関わりではメリット、意義が体感できず、中長期的に取り組んで、経験したことを自分の中で咀嚼・反芻していく中で実感できてきます。
また、自分が感じた意義を言語化するのも難しく、意義を見出せるかは人によりけりですので、うまく伝えられなかったり、人によって言っていることが真逆だったりします。
これでは会員拡大もブランディングもままなりません。
JC論のように体系的にとはいきませんが、私が8年間のJC活動で経験したことにどんな意義を見出したのか、つらつらと書いていきたいと思います。
あくまで、私が意味づけし、見出した持論ですので、そういう考えもあるんだなと受け止めていただけると幸いです。
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