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年年歳歳花相似たり (2020.3.30)


今日は衝撃的な訃報があり、
さらにさきほどの小池百合子東京都知事の会見が衝撃すぎて、
書いてたnoteが吹っ飛んだので、
「代悲白頭翁」の一節をそっと置いていきます。

漢詩の読み下し文が好きで、古典の教科書で、「読み下し文を読む」のが好きだった。しかし、自分ではレ点とかあっても全然読めなかった・・・漢詩の成績はむちゃむちゃ悪かった(中国語ムツカシネ)が、もうすでに美しい訳があるんだから自分で読めなくてもいいじゃんと思っていた(ヘリクツ)。でも、詩のうつくしさはじゅーぶん分かるぞ・・・。


山 河 花 朋 酒 人の世は儚い


・・・ねえ。

この漢詩の「花」は桃杏?らしいのですが、写真は天神さんの梅です。災厄がどうか収まりますように。

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昔、友人と旅行先でバスに乗っていたときに、
山肌に木が1本だけあって、その木が満開の花をつけていた。

でもそこは山道で、もちろん“花見”などするような場所でもない。

私が「こんな場所で咲いても、誰にも愛でられなくて、もったいないなー」
と言うと、友人はこう言った。

「誰も見ていなくても、毎年花は咲くんだよ」

私は自らの人間中心史観(というか)を、ひっそり恥じたのであった。

今こそ著作権フリーのうつくしい詩(うた)を求む。

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委員長/日本語教師
これからも書き(描き)続けます。見守ってくださいm(__)m