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春の不調と自然療法

「春は鎌倉暮らしが楽しい」とか呑気なことを書いていた癖に、すこぶる体調が悪い。年度末の仕事の追い込み等で、先週は持病の扁桃腺が腫れるわ治療中の歯も痛いわ、花粉症もつらいわで(在宅勤務なのに)途方に暮れる思いだった。そんな時に、東城百合子さんの「自然療法」にあった生姜湿布をしようと思い立ったのが先週木曜日で、早速本を取り寄せ、生姜湿布と蒟蒻湿布で肝臓、腎臓を温め、やっと今日少し動けるようになった。

東城百合子さんは、自然食や自然療法の世界では、知らぬものはいないほど有名だと思うが、ご自身が患った結核を自然食で治癒され、その後自然に沿った生き方や自然療法を提唱されて多くの人に影響を与えたとされている。私自身は2年前に母が身体的にも精神的にも弱った時に、東城百合子さんの存在を知った。

家庭でできる自然療法

簡単に生姜湿布と蒟蒻湿布について紹介したい。生姜湿布は、70~80度に沸かしたお湯に、生姜のすりおろしを木綿の袋に入れ、そこに入れたタオルを肝臓と腎臓にあてるのを何度か繰り返すのだけど、肝臓と腎臓が温まる。そして体内の毒素や疲労感をとってくれる。蒟蒻湿布はより簡単に出来て、蒟蒻2丁を熱湯で10分温めて、それをタオルにくるみ、約30分間肝臓と丹田を温める。その後で腎臓を温め、最後に脾臓を冷やして終わり。

私の場合は、あまりに疲れていたので、土曜日に生姜湿布をした後は、体が重だるくて、トドのような動きしかできず、食欲もなく、鈴木愛さんの「ととのえるスープ」にあったブロッコリーのとろろ汁だけ作り、家の近くで買った葉山の充麦のパンと一緒に食べた。鈴木愛さんのととのえるスープのレシピは簡単だけど、昆布だしの優しい味で、どれを作っても美味しい。

どれを作っても美味しく、そして優しい味。

日曜日の朝も体調がイマイチだったので、今度は蒟蒻湿布をしてみる。終わった後はなんとなく元気になった気がして、鎌倉山にある素敵な植物のお店苔丸(冒頭の写真は店先)とブックカフェ 惣 commonに行って少しリフレッシュ。最近はインスタで人気になったのか、惣 commonはやたらと混むようになってしまった気がする。でもお店の中は、みな本を読んでいるので静かで良い。結局あまり体調が良くなさそうだったので、葉山の白崎茶会のお菓子の本だけ買って帰宅。その後も軽く昼食をとって、蒟蒻湿布を再開。やっと調子が戻ってきたのは、もう夕方近くの日曜日になってしまったけれど、身近なもので体の調子を回復できる、この自然療法は本当に素晴らしいし、多くの人に知って欲しいなと思った日曜日だった。

白崎茶会のお菓子本を見ながら作った「リンゴの寒天クラフティ」見た目はあまりよくないが、結構美味しくできた

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