見出し画像

性に合わないことには手を出さない

お正月ということで、ひなさんが黒豆を煮てくれました。これがとても美味しく、正月早々からありがたいことです。ごまめ(田作り)も作ってくれたのですが、これにぴいよが目を付けまして。魚、食うんかい!カモメか!と思ったら、どうやら表面に付いているゴマに興味があったみたいです。オカメインコはアワやヒエなどの穀物を食べますが、彼にとってはゴマも穀物の一種なのだろうか?

1月4日は仕事始め。町内のお客さんへの挨拶回りも。ノベルティの手ぬぐいを添えて「今年もどうぞよろしくお願いいたします」。小さな田舎町。ニッチな自営業者(飯島意匠)、こまめさは大切。

東京のお客さんへの挨拶回りは、今年は延期(4月以降予定)することにしました。東京でコロナに掛かったら怖い、とか、そういう理由ではないのですが、コロナに関係ないという訳でもない。東京のお客さんというのが、その業種ゆえひときわコロナに注意を払わねばならない方々。あくまで「普段接しない外部の人」である私。やむを得ぬ緊急事情での来訪ならまだしも「ご挨拶」とは、今の今には「甚だしくご迷惑」。

ただ、いつかご挨拶にはお伺いしたいなと。今時、メールだってLINEだってある訳ですけれど、やっぱり私は古いバブルのクソオヤジなので、手ぬぐいやタオルをもってご挨拶にうかがうというのが性に合っているような気がします。

逆に、性に合っていないことには、手を出すべきではなかった。
これを昨年末に痛烈に感じました。

何が?って、ビットコイン。
コロナ第1波(5月頃)に1BTC50万円くらいだったのが、あっという間に200万円。まだまだ上がりそう?とも。すげーよ、これに乗らない訳にはいかないよ、でもチキンなので、2万円だけビットコインを。1BTC200万くらいの時だったかな?そうしたらあっというまに数千円上がって「これは今しか無い!」と50万ぶち込んでみたところ、するすると下げ始めまして、あっという間に52万円が49万円に……「こわいよお兄さん」いや私にお兄さんはいないんですけど……その後とりあえずこのことはもう忘れよう、ということにして数日たったら、辛うじて52万円に戻……「逃げるしか無い!」……手数料程度の損失(770円)に泣きつつ、這々の体で脱出した次第ですが、その後、あっという間に1BTC300万突破。なんでやねん……

と思っていたら、またまたこんなニュースが……

ついていけません。そして、つくづく私の性に合わないものなのだと心に突き刺さりました。二度と買いません。

とはいえ、実は今でも持ってます、ビットコイン。今、bitFlyerの口座みたら0.00039087BTC、日本円1237円相当。「持っている」のではなく「引き出せない」だけ。最小引き出し額を満たしていないので銀行口座に出金できない。ビックカメラではビットコインが使えるので、単3エネループ4本、買える、だろうか?でもエネループ、こないだ買っちゃったよ、ノジマで。

もう私は、性に合わないことには手を出すべきでは無い。手を出して大けがして立ち直れる若さも、私にはもうない、と、深く反省しました。

あと、これは余談というかついでの話ですけど、ビットコインで大儲けすると、所得税が洒落になりません。「雑所得」という名目の所得にカウントされますが、「給与所得」の「給与所得控除」のような優遇がなく、かつ経費として認められるものがほとんどないため、儲けにまるまる税率を掛けるイメージ。例えば3000万儲けると、所得税、数百万なんてもんじゃ済まないです(所得税の最高税率は課税対象所得1000万円以上の45%ですが、1000万円の儲け→税額450万、ではなく、実際には税率表を見て決めるので、もうちょっと安いです。ただし、あくまで「もうちょっと」というレベルです)

という訳で、ビットコインの儲けを景気よくぱーっと使ってしまうと、後で税務調査受けて借金して税金払うということになりかねませんし、実際そういう体験をされた方の話も聞きます。
しかも、実はそれで終わりではない。
税務に関する情報は市区町村にも通知されまして、住民税と、場合によっては国民健康保険料も追納となる可能性があります。
※税額等の詳しいご相談はお近くの税務署・税務相談室へ。

儲けで税制的に優遇(?)されているのはむしろ株式でして、こちらは証券会社に特定口座を開設(無料)して「分離課税源泉徴収あり」にしておけば、確定した儲けの20.315%(国税+地方税+復興特別税)を勝手に差し引いて処理くれて、しかも損失が出ると3年以内なら「損失の繰り越し」が出来ます。

といっても、やはりこちらも、それなりに値動きするもの。

※以下、1/8追記
あくまで私見ですが、こんなに上げて大丈夫なんでしょうか?

バフェットが日本の商社株を買ったというけれど、それ去年8月30日の話。
2020年8月30日日経平均終値20704円。2021年1月8日28139円。

※追記ここまで

それでもやりたい方、投資は自己責任で。

特定口座&源泉分離課税源泉徴収は、いわゆる投資信託にも適用可能。投資信託と言っても「ハイリスクハイリターン」タイプと、「ローリスク安全志向」タイプがありますが、あくまで「タイプ」。
「安全志向ならリスク分散、全世界型分散型の投資信託」という文章をあちこちで拝読いたします。理論上は確かにその通りということで反対はしませんが、それはあくまで「世界のどこかの資産が他の資産のマイナスを補ってあまりある経済成長を続けている」場合に限り有効という前提なんですけど。
「そんなことわかっとるわい!いつだって世界のどこかには大儲けしてる国があって、なんとかなるもんじゃい!」
確かに「今まではそうでした」。

でも、それが「今後も続く」という保証は、どこの誰にも出来ないし、今は実際、誰もしていないです。実際、リーマショックの時なんか、安全志向タイプでも下げました(後に回復したことも付記しておきますが)。

30年前、日本バブル絶頂期1989年頃には「これからも日本経済は絶好調」と、多くの人がわいわい言っていました。そしてそれは確かに「1989~91年頃まで」においては「今までそうでした」かもしれない。

「そんな飯島には普通預金がお似合い」。0.001%?インフレ、怖いなー。

いいなと思ったら応援しよう!

飯島 正樹
サポートをいただければとても嬉しく思います。 写真を撮ったり、書き物をしたり、そういう活動に活かします。