在独18年 ドイツの好きなところ PART1
①労働条件。
有給休暇は全取得可能です。旅行先でお土産買わなくてもいいし。(誕生日などプレゼントを用意する必要がある時は、ご本人が商品を指定してくることも多く、楽です)
ドイツで労働・納税して、旅行者として日本に行くのが良いと思っています。
②繊細じゃないところ。
現地の方は思ってることをそのまま言うので、そのまま受け取ればOK。
日本人が苦手とする「NO」を伝えるコミュニケーションも「○○だからダメなんだ」って説明すればOK。難しく考える必要が無いので楽です。
皆さん主張がはっきりしていて、その場で明快に意思表明するので展開も早いです。
私はASDの特性が強く、言葉の裏がわからないのと、壊滅的に世間話が出来ないので、その意味ではドイツは日本より生きやすいです。(勿論言葉の壁をある程度超えてから見える景色ですが)
住んだばかりの頃は、ドイツ社会に溶け込もうと自分なりに頑張っていました。でも、頑張った分、見返りや成果を期待するのが人間なんですよね。在独5年くらいで、やりたくない事はやらない、に落ち着きました。
③身体の特徴を話題にするのはタブーという共通認識がある。
時にデリカシーに欠ける人達ですが、他人の体形に関する失言は人間性を疑われる(差別的な人だと言われるかも)リスクがあり、ドイツ企業では絶対タブーかと。私は日系中小企業で働いているので推測ですが。女性の体形の話をするのは大抵日本人。
④子育てしやすい
②にも関係してきますが、電車内やバスなどで子がぐずったりした時の「申し訳ないと思わなきゃいけない」「思ってなくても申し訳なさそうにしてないといけない」というムーブ?といいますか。こういうことを考えている現地のお母さんてあんまりいないと思います。子供が子供らしく暮らすのは子供の権利なので。「煩いからどうにかしてよ」と言った方が常識疑われるっていう社会。
私がもし日本で子育てしていたら潰れていたんじゃないかと。要領悪いし、子供達も元気なタイプだったので。ドイツで育児出来たことは幸運だったと思います。
⑤教育費が安い
言わずもがなですね。
安かろう悪かろうの部分も勿論あると思うのですが、私(日本産まれ・日本育ち・留学経験無し)の場合、評価の基準が日本の小学校~大学になっているので、ドイツの教育機関の質について論じるのは難しいです。ひとつ言えるとすれば、日本とドイツでは教師としての業務内容が違うので同じ職業ではないと思っています。
⑥食品の安全基準が高い
高品質で味も美味しいので、自作すると結構美味しい物が作れます。小麦粉、乳製品、卵など。品質を考えると安価です。BIOショップで遺伝子組み換えしていない製品を売っていますし、ケーキや納豆は自分で作っています。蜂蜜やナッツ類も高品質のものが手に入りやすい。
ドイツでの外食で美食はほぼ諦めていて、働いて稼いだお金で国外で食べると割り切っています。
⑦広告が少ない
街中や交通機関の中で受け取るメッセージが少ないので、脳が楽です。消費行動が抑制されるので無駄使いをしなくなり、私個人としてはファッションやコスメなどへの出費が最小限になりました。ドイツ人は日本人ほどにはお洒落にコストをかけないので、解放されるというか。ただし、街を歩いていて単純に目が退屈する時もあります。
広告を打つ側も消費者も、家や車、バケーションに注力していると思います。