老後2000万円問題を1500万円で解決する〜4%ルール
2019年金融庁報告によると、老後の生活費は2000万円不足すると試算を公表しました。
詳しくは下記を見てください。
2000万円の不足分を1500万円投資することで解決しようという考えにいたりました。
老後2000万円不足の内訳は
(月平均収入263,718円-月平均209,198円)×12月×30年
です。
つまり月約5.4万円不足するわけです。
2000万円貯蓄して月に5万円程度を取り崩していくと、30年後には資金は枯渇します。
仮に投資額を月5万円程度を取り崩していくと、30年後も資金は枯渇しない!という研究結果があります。
投資額を4%ずつ取り崩した場合、35年後も96%が資産が残っている。
しかも、資金が増えている可能性が高い。(過去データ)
仮に投資額1500万円を年4%(年60万円)ずつ取り崩した場合、35年後も資産が残っている。
と言うのです。
この調査は、米国のトリニティスタディという研究グループが1926年~1995年の70年間の研究結果から検証したものです。その後2011年、2018年(別の団体)が検証しても同様の結果になったそうです。
つまり1500万円投資をすると、月5万円の不労所得の出来上がりです。
ポイントは、投資総額に増減があっても、当初の投資総額の4%(60万円)ずつ定額で取り崩すことです。
具体的な方法は、
積立目標額を1500万円とします。
投資内容は、分散の効いたインデックス投資と債券です。
◆全世界株式
◆全米株式
◆格付けの高い債券
いずれも、投資信託かETFで購入できます。
割合はお好みで。
ちなみに、トリニティスタディは株式50%と債券50%の配分で検証しています。
なぜ4%なのか
過去のデータから株式の年間リターン7%、債券の年間リターン4%
株式と債券を半分ずつ保有すると、リターンは5.5%です。
理論上では、5.5%のリターンで4%を取り崩しても、資産は減らないことになります。
差額は、物価上昇分です。
再現性の高い1500万円投資
1500万円投資と言えば、決して無理な金額ではありません。
月5万円の投資て25年(実際には複利が効いているので20年以内に達成しそうです。)
40代後半から始めても、65歳までには達成できそうですね、
がんばれば、50歳前半でも間に合いそうです。
4%ルールは、ファイアのために編み出されルールです。
投資目標は、年間生活費の25倍です。
自ずと、数千万円から一億円近くの投資額が必要になります。
しかし、老後の不足分の補填に利用すると、再現性の高いものになります。
まずは、ハードルを低く設定して、上手くいくとファイア達成するなんてこともあるかもしれませんね。
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