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親の介護が心配になる50歳代~介護保険について調べてみた

今日(2月8日)の読売新聞「安心の設計」で介護保険ほ記事がありました。
私と同年代(50歳代)は、そろそろ親の介護が心配になると思います。
新聞記事を元に、自分が調べたことを交えて介護保険の仕組みについて書きます。

1 平均的な在宅介護費用

介護は人それぞれですから、平均値を知っても意味がないかもしれません。
しかし、相場観をつかむために、あえて確認します。

生命保険文化センターの2021年度の「生命保険に関する全国実態調査」によると、平均的な介護費用の実態は次のようになります。
(費用)
月額費用平均8.3万円(施設使用料含む)
一時費用平均74万円
(期間)
介護期間平均5年1か月 
(総費用)
総 費 用  :平均600万円弱(計算式:①×12×5年+1)+②)

結構かかります。
この費用を公的な介護保険で大部分をカバーします。

2 介護資金は親の資金から支払う

介護費用は想像以上にかかるようですが、子世代の家計から親の介護費用出さないようにやりくりを考えた方が良いと思います。
子世代は、親世代よりさらに苦しい老後が待っています。
自分の老後の備えのために、自分の収入は自分のために蓄えておかないといけません。
親の介護資金の運用計画のために、介護保険の知識を習得しておくと良いです。

3 在宅介護保険費用

上記1に書いたように、月額費用と一時費用に分けられます。

①月額費用
介護費用は、1か月あたりの介護費用が下記の支給限度額の範囲内であれば、原則、自己負担は1割
(収入により2~3割になることもある)
支給限度額は、市町により金額が変わります。
下記表は広島市の場合

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(計算方法)
要介護1(1割負担適用)の人が月83,000円分利用したとすると、
83,000円⇒①50,320円+②32,680円に分ける
①は支給限度額内なので 負担額5,032円
②は支給限度額超なので、全額負担32,680円
自己負担額:37,712円

要介護2(1割負担適用)の人が83,000円分利用したとすると、
全額支給限度額内なので 自己負担額8,300円

②一時費用
ア 住宅のリフォーム費用(手すり設置、バリアフリー化)
イ 物品購入(保険対象外のものもある)
ウ レンタル
などがあります。

自己負担額(1割適用の場合)について
上記ア:利用者が全額負担した後、20万円を限度に9割戻ってきます。
上記イ:利用者が全額負担した後、10万円を限度に9割が戻ってきます。
上記ウ:自己負担額は1割となります。

(物品購入について)
介護用の物品(福祉用具)は、変化に対応するために、原則レンタルとしていますが、レンタルが馴染まない用具もあります。
◆他人が使用したものを心理的に使用したくないモノ
◆再利用できないもの
例えば、腰掛便座をはじめとする排せつ処理周りのモノです。
物品購入は例外的に認められるモノのようです。

4 まとめ

介護保険制度については、ケアマネさんをはじめ周囲の専門の方から、案内があると思いますので、介護保険の仕組みまでしらなくても何とかなるかもしれません。
しかし、仕組みや保険金を知ると、自分たちで保険を使った計画を立てて、専門の方に相談できるかみしれません。
親がどうしたいかを汲んで、専門の方と話す前に家族で相談できることもあると思います。
お金の心配が少し減れば、精神的な負担が少し少なくなるかもしれませんね。


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