ブラックスワン理論から投資を考える
ブラックスワンとは、統計上では予知できない出来事が起こること。
投資にもよく使われます。
過去には、
◆アメリカ同時多発テロ
◆リーマンショック
◆東日本大震災
◆コロナショック
などが挙げられます。
例
七面鳥を感謝祭で食するために、飼育しているとします。
七面鳥は、普段から、餌をたくさん与えてくれて、よく世話をしてくれる人間に信頼を寄せています。親切に数年育てられ、感謝祭が近づいたある日、人間に刃物で襲われ、殺されてしまいます。
人間にとっては、予定通りですが、七面鳥にとっては、予期せぬ突然の悲劇です。
人間にも同じようなことが起きるとどうでしょう。
人間は、過去の実績や経験から、将来を予想します。
将来、予期せぬ悲劇が起きるとは思わないでしょう。
予期せぬ出来事は、過去の実績を統計学的に分析していたとしも何の意味もありません。
この予期せぬ出来事が、ブラックスワン理論です。
白いはずの白鳥が、突然黒い白鳥が現れる現象です。
ブラックスワン理論を投資で考えると、集中投資に危機感を感じます。
株式を分散するだけでもいけない。
世界中の株に分散投資をしていても、1つの投資信託でまとめて買うことも危険です。
投資信託の商品も、証券会社も分散が必要です。
株、債券、現金など複数に分散しないといけません。
あらゆる悲劇を想定して、分散が必要です。
突然ブラックスワンが現れて、どの資産に悪影響を与えて暴落するか分かりません。
卵を一つのかごに盛ってはいけない。
ブラックスワン理論を考えている思い浮かんだことわざです。
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