年金制度は優秀だけど万能ではない!
年金制度は破綻するとおいう話をネット上でよく見かけます。
果たして、年金制度は破綻するのでしょうか?
答えは、年金制度は破綻しません!
理由は、破綻しないように調整する制度だからです。
悪名高き「マクロ経済スライド」方式を採用して調整しています。
マクロ経済スライドとは、そのときの社会情勢(現役人口の減少や平均余命の伸び)に合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組みです。
(厚生労働省HPより引用)
本来なら、賃金や物価の上昇下落をそのまま年金の支給額に反映するところを、現役人口の減少や平均余命の伸びに併せて調整するということです。
これから、現役人口は減少しますし、平均余命も伸びています。よって、年金支給額は、徐々に目減りすることになります。
年金制度は破綻しない代わりに、老後の生活は、年金だけでは賄えません!
2019年に金融庁の「老後2000万円不足問題」は、社会に衝撃が走りましたが、冷静に考えると、当然です。
年金制度だけでは、老後の生活は賄えないからといって、制度自体はポンコツではありません。優秀です。
年金制度は、終身保険です。死ぬまで支給されます。死後も、遺族年金となって配偶者の年金をサポートします。(正確に表現すると、することがあります。)
年金制度は優秀だけど万能ではありません。
意識を変えないといけません。
自助努力での老後の積み立ては当たり前。
積み立ては、早ければ早いほど良いです。
政府は、iDeCoやNISAなど自助努力の積み立てのツールを準備してくれました。利用しない手はありません。
全国民が利用して、老後に向けて積み立てを始めるべきです。
「資産形成への道は、全て老後に通じる」と常々考えています。
人生にはライフイベントがたくさんあります。
結婚、自宅購入、出産・育児、自家用車の購入などなど。
しかし、最終目標は、老後にいくら積み立てができているかです。
終着駅は結婚でも、自宅購入(住宅ローン返済)でもありまえん。
これらは、全て途中通貨駅です。
ですから、終着駅にたどり付けなかったら、いくら途中駅でリッチに過ごしても、意味がありません。
終着駅にたどり着くまでに、結婚や自宅購入の費用を調整も必要です。
このように捉えると、ライフプランを立てやすいのではないかと、思うようになりました。
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