【日商簿記検定3級】当座預金は便利な口座であるが、当座借越には注意が必要
簿記に「当座借越」という用語があります。
当座預金の残高を超えて小切手を振り出した場合に、当座借越となります。
文字通り、支出額が口座残高を超えて借金している状態です。
借りている以上、利息が付くのではないかと思いましたが、3級のテキストには利息については、触れていません。
調べてみると、借越利息というのがって、勘定科目は支払利息です。
銀行からお金を借りている以上当たり前ですね。
使途を明確にしなくても、取引中に発生したマイナスは限度額の範囲内で借り受けできるという、流動性に対応できる便利な口座です。
しかし、高金利へのリスクに注意をしておかないといけません。
審査は契約(契約更新)時に行われ、厳しいようです。
ネットを見ていると、当座借越はカードローンと同様であると書いてありました。
カードローンと考えると、利息も高くなるはずです。
短期的な資金ショート対策にはなりますが、高金利の負担を考慮しておかないといけません。
簿記の手続きでは、期中の当座預金が決算時にマイナスになっている場合、決算仕訳で、当座預金のマイナス分を当座借越(負債勘定)に仕訳けします。
ですから、決算資料(貸借対照表)の中で当座貸越が高額なら、自転車操業をしていることが想像できます。
そして、次期の当座預金の契約更新の時に継続できるかどうかも懸念されます。
簿記の世界に触れて、感じたことです。
誰から聞いたわけでもありません。
間違えているかもしれませんので、あしからず。
簿記は学びが多いです。