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美大は趣味の延長線上なのか

私はとある地方国公立美大を卒業し、去年の4月から社会人をしている。

今朝、家族に「美大は趣味の延長線上であってそれを活かして仕事をしていくのはお前には無理だ」と言われた。

そんなことを言いながら私が美術大学に進学できた、家族が進学を許してくれたのには理由がある。
中学生の頃から美術大学を目指していた私は、高校進学の時点で地元の美術コースがある高校へ進学しようと考えていた。
しかし、この時点で家族の認識は「ただのアニメイラストが好きなオタクがなんか言ってる」というくらいのもの。そして何より、自分で言うのもなんだがお勉強を割と頑張っていたので学校サイドとしてもいわゆる進学校に進んで欲しいと三者面談では大喧嘩をしたこともある。

そこで一家に当時の私は提案をした
「私が3年間普通高校で勉強をしてそれでも美術をやりたいと思ったら美大に行かせろ!」

渋々OKが出た。そして約束を守るということで私は無事に美大へ進学した。

家族からの言葉を受けて頑張って勉強したのにな、とは思ったけどたしかにそうかもしれない。
大学は好きなものをひたすら研究して伸ばす場所、たしかに趣味の延長線上なのだ。

これから私は趣味で食べていく。
その覚悟が私には足りなかったのかもしれない。

もう少し頑張ってみようと思う。

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