半年で閉業したカフェの道のり⑤
こんにちは。
私はカフェ開業から、約半年と少しでお店を閉める運びとなってしまった25歳です。
【2024年4月〜2024年12月】
"シュークリームを売りとしたカフェ"
を大阪で行っておりました。
続き、テイクアウトカウンターからの呼びかけは無事に成功した4月春。
その後も、知り合いや友達など沢山の方々も来てくれた。
開業前に見た、カフェ経営の現実ブログには
「最初はたくさん知人が来てくれて、一見上手くやっていけるように見える。厳しいのはそこから」
そういった記事をとってもたくさん見てきた。
それでも開業前の私は、
「言ってる意味は分かるけど、私ならそこからリピーターを増やせる」
と本当に謎の自信がありました。
段々夏に差しかかり、2024年は気が狂うほどの猛暑。
気のせいかな?徒歩はもちろんのこと、自転車で通る人が極端に少ない。
いや、徐々にというより一気にだった。
あぁ、そういえば保育園にお迎えのお母さんが
夏休みに入るって言ってたなぁ。と
それにしても昨日までたくさん人通りがあったのに、
こんな一日で100から0になる勢いで減るの?!と
驚いた記憶があります。
なんだかモヤモヤ、分からないまま
最大の問題点は
「夏に焼き菓子は食べたくない」
ここでした。
それもそうです、作る側も正直あまり気が乗らない。。
シュークリーム以外にも出していたのは
焼き菓子がメイン。
ここで他のカフェがどうしているか調べ
・かき氷
・ゼリー
・パフェ
たくさん出てきました。
同時に私の完璧主義な性格も出てきます。
のちのち思いますが、完璧主義すぎると柔軟さや、"ほどほど" という気持ちが消えるので、この考えは大反省点でした。
そして、
やっぱり氷が涼しくていいなぁ〜。
かき氷してよという声が多いしなぁ〜。
という点から、よくあるふわっふわの氷の機械とメニューを探しまくりました。
結果8万円程する本格的なかき氷機を買いました。
(やるならいい機械で、中途半端にしたくないという思いから)
氷も近所の氷屋にブロックで卸してもらいました。
この時オーナーさんに、
「かき氷って実は温度調整がとても重要で、ふわふわにするのは簡単じゃないんだよ」
と教えていただき、初めてそんなこと知りました。
無知にもほどがありますが、
買ったからには練習するしかないと毎日営業後に練習。
氷のスライス具合、口当たり、トッピング、組み合わせ、
何度試してもしっくりきませんでした。
シンプルだと考えすぎていた私は
奥深すぎて驚きでした。
かき氷を本気でやられている方には大変失礼ですが、もっと簡単だと思っていました。
そのうち、試作をやっている内に機械が少し壊れ、修理に出すか、どうかしないと使えない様に。。
こんなことをしていたらどんどん、氷の波に乗り遅れます。
ここで私は氷はやめてジェラートにしようと決めました。
とにかく冷たい物を出さないとと思い、もうこの時必死です。
今となれば開業前、
・今の事しか考えずオールシーズンメニューを考えない甘さ
・試作段階の時にしっかり試作をしておく必要
他にもたくさんありますが、
完璧に作らずともベースだけでも考えておけば修正可能だったと思います。
その後、春から夏にかけ少し営業に慣れてきた時
常連さんも増え、お言葉をいただくことが多くなりました。
ここが私のメンタルに大きく響いてきました。。
⑥に続きます。