貧乏おっさんが「年収200万で豊かに暮らす」本を読んでハッピーについて考えた。
修羅の国と名高いTwitterランドで最近またプチ炎上が勃発した。「年収200万円で豊かに暮らす」本が発端である。
200万円で豊かに暮らせるわけねーだろ!ざけんな!的な言説が吹き上がり一部Twitter民が怒りの声を上げている。
で、問題の本を読んでみたところ、内容は女性向けに賢く節約して暮らしましょうって感じで、特に貧乏臭くもないし、意識の高い奥様が読んだら「私も家計を上手にやりくりして素敵な節約ライフをエンジョイするわダーリン♪」てなるのかもしれんなーってとこ。
確かに徹底的に節約すれば年収200万でもこの本みたいにオシャンティーに暮らせるのかもしれん。ただ、一週間分の食事の作り置きとか面倒でおっさんには無理。
この手の低収入でも節約してハッピーライフ的な本は昔からあるけれど、昨今の怒りはそもそも市井の人々の収入が低いのは日本の経済政策に問題があるのに、低収入でなんとかやりくりせよとは許せん!的な認識が一般的になったことが大きい(と、思う)。
なんで、賃金が上がらないのかは経済の専門家に聞かないと無学なおっさんが詳しく分からんが、日本の経済力がヘボくなってるのは誰でも分かる。
何を幸福だと感じるかは個人の主観の問題で、貧乏でも楽しく暮らせる人はいるし、金持ちでも寂しく暮らす人はいる。
大切なのはそれぞれが仕事内容に見合った適正な収入を得ているという実感で、最近はその実感が感じられなくなってきているのだと思う。
必死に働いても雀の涙の収入しか得れないなら、それはその人の能力不足に全ての原因がある、といって良いのだろうか?
年収200万で豊かに暮らせるわけねーだろ問題は、いい加減収入が低くく苦しんでるのを個人だけの問題にすんじゃねーよという怒りの表明だ。
なんてことを、書くと自己責任論や能力主義者から、そんなこと言ってるから自己成長できないのだ!なんて怒られそうだが。
と、つらつら書いてみて思うのは現状の政策を変えたいなら、そうしてくれそうな人に選挙で投票するしかないわけであります。
選挙は大事つーことですねぇ。
まあそんな感じで、おっさんは今日も必死に労働してまいります。
じゃまた。