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2017年1月24日
東京は、すべてが怒涛という感じ。
なにもない1日も。
すれちがう人、きっと死ぬまで再会することのない足音も。
過ぎていく雲の影がビルを掠めて陽の光を遮った、あの巨大な雑踏の虚無感も。
しゅんすけ、ゆっきー、けんちゃん、しげ、僕は、北海道で生まれた。
5人全員が、別々の町で。
そして札幌で出会い、一緒に進んで、ここまできた。
誰かに尋ねられたことがあるんだ。
「仲の好い友達じゃないんですか?」
友達なのかもしれないし、仲間なのかもしれないけど、そこに戻るのは、バンドをやめた時だと思う。
僕たちは、未来を信じることで繋がってる。
そうでなければ、この灰色の中に希望は描けない。
今日もリハーサルスタジオの壁の向こうに、今は見えない光景を思い浮かべたよ。
そして、笑い合った。
音楽を失って残るのは、余生だけだ。