人にはいくつもの顔がある
人にはいくつもの顔がある
それは決して特別な事ではない
そして、その顔の中には自分自身でさえ知らなかった 〝私〟や〝あなた〟が存在する
どれも〝私〟で、どれも〝あなた〟
今週世間を騒がせたある方の不徳行為。
いろんな方の意見が飛び交わっておりますが、
私は毎回この手の話題になると
決まって「まさか、あの人が…！！」というコメントの多さの方に驚きます。
なぜなら、私達が普段目にする相手なんて、みんなその人のほんの一部、ほんの一面に過ぎないですから。
これは、良いも悪いも関係なく、とてもシンプルな事で、私達は普段どんなに親しくしている相手であろうとも、その人の全てを知ることはあり得ない事であり、一方的に知ったつもりになっているだけであることをとかく忘れがちです。
そして、私たちの中には様々な顔を持つ人格が存在しています。
普段は私たちの主な性格を司っている人格が〝私〟を演じています。
でも、時々 何かの拍子に別のB子が顔を覗かせたり、対面する相手によって、M子やM男になったり、S子やS男に変わるのです。
これはごくごく当たり前の現象なのだと、私は最近よく感じます。
確かに世間的には叩かれる行為であることや、
ものすごく陰湿ないじめをこれでもかとする人を目の前にすると、言いようもない怒りや悲しみに暮れますが、ずっとその面だけを維持して生きている人など、そうそういないはずなのです。
何が言いたいのかといいますと、どんな姿を見せたとしても、それがその時のその人の姿である事は変わりがなく、紛れもない事実だという事。そして、それはたくさんの顔を持つその人のごく一部であること。
さらには、どんな人にも様々な人格が共存していて、普段はそれがなかなか表面に出ないだけであること。でも私たちは知っているのです。
あなたにしか見せない顔
私が素直になれる場所
あなただから見せる顔
そういうものが、みんなそれぞれあるのだということを。
だから、信じられなくはないのです。
これもまた、その方の一部なのだ。ただそれだけのこと。
人間は奥が深くて面白い(^^)