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『ペインテッドバード』
映画館で観ました。
『ペインテッドバード』
3時間、ひたすら迫害され、虐待され続けて最後は心を無くして、やっと再開できた父親にも無表情になってしまう少年の物語。
この主題歌が最後に流れますが、調べたら歌ってるのは映画に出演している俳優の女性みたいです。
もっと驚いたのは、この主演の当時9歳の少年、まったく演技の経験もない素人の少年だったそうです。
「チェコの世界遺産の町チェスキー・クルムロフに住むごく普通の男の子だったコトラール。撮影開始の数年前に彼と出会った監督は、直感的に「この子をキャスティングすることが正しい判断だ。彼こそが“少年”だった」と感じたといいます。」(https://fansvoice.jp/2020/09/17/painted-bird-bts-petr/)
ただ、さすがに全くの演技の経験の無い素人の9歳の少年。演技も撮影も困難を極めたそうですが、2年かけて撮影を終え、終えた時には少年は11歳。
この映画には、その少年の成長も描かれているということですが、あまりにも救いのない映像が無間地獄のように最後まで繰り返されるので、それを感じる余裕もなかったです。
あと、あえて普通の人達の残虐性を際立たせるためだと思いますが、ひどい虐待をするのは普通の村人で、たまに出てくる数少ない少年を救う大人は、ドイツ兵やソ連兵でした。見たことあると思ったら、ソ連軍のスナイパー役で出ていたバリー・ペッパーは、『プライベート・ライアン』でもスナイパーやった俳優でした。