AI時代の新たな課題は「決定疲れ」です

こんにちは、ITコンサルタントのサバ缶です。今日は、AI時代における新たな課題「決定疲れ」についてお話しします。

現代は情報化が進み、Google検索を使えば情報は簡単に手に入る時代になりました。誰でも無料で質の高い情報を得られるようになり、情報そのものの価値は低下しています。重要なのは、膨大な情報の中から何を選び、どのように活用するかという点です。さらに、生成AIが推論を行い、文章をまとめて提示してくれるようになったことで、検索結果を1つ1つ確認する手間も省かれています。これにより、最終的に人間が行うのは「決定」だけ、という状況が生まれつつあります。

問題は、この「決定」の部分です。AIが多くの情報をまとめてくれても、最終的に「何をするか」「どう進むか」を決めるのは人間です。この決定に伴う疲れ、いわゆる「決定疲れ」が増えてきているのです。たとえば、どの商品を購入するか、プロジェクトを進めるか、といった最終的な選択に人間が関わる場面はこれからも増えていくでしょう。

AIはあくまで情報を整理し、提案するアシスタントに過ぎません。最終的な決断の責任は私たち自身にあります。この新しい課題である「決定疲れ」は、情報過多の時代において、さらに大きな悩みとなるでしょう。

世の中が便利になるのは良いことですが、決定することに疲れてしまい、いずれは決定さえもAIに任せてしまうのでしょうか。この「決定疲れ」をどう乗り越えるかが、今後の大きな課題ですね。

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