何を買っているから赤字なの?
前回のエントリをまとめると……
・重商主義の主張が妥当性をもつ経済システムもある
・18世紀のはじめ頃まではそうであった可能性が高い
・時代の変化が「正しい理論」の変化につながることもある
というお話から,
・現在でも重商主義的な思考法が妥当する分野ってあるんじゃない?たとえば地方経済とか
とほのめかして結びました.ここでの重商主義は「経常黒字を善/赤字を悪と捉えてその改善を政策課題とすること」くらいに広く捉えておいてください.ポイントは変動相場か固定相場・共通通貨かにある.
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