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観光立国の可能性と不可能性
さて本日の話題はこちらから.国内在住者の旅行需要が減少しているという話.直接的な原因は,国内観光業が長く依存してきた団塊の世代(1948年前後生まれ)が加齢により旅行意欲が下がってきたためと考えられます.もっとも日本人の旅行消費額自体は今年も増加傾向です(後述).
一方でインバウンド消費の増加は堅調です.2023年に5兆2,923億円と過去最高を更新し,2024年は8兆円超えが確実視されています.
ちなみに私...観光関連税制で論文書いたし,観光業が世界的な成長産業であり,これを活かさない手はないと今も思ってます.しかし,近年の騒ぎようは過剰です.これからの地方経済再生はインバウンドの取り込みだー!みたいな話を聞くとげんなりしてしまう.冒頭の国内観光の需要縮小とあわせて今後さらにこのインバウンド万歳の傾向は続きそうですが...
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