日銀短観から「景気の転換点」を読む?
ただいまニコ生の障害をうけて,YouTube【飯田泰之つべ】にて配信を行っています.【7月末まで絶賛全編無料公開!7/2 20:30 ニュースと雑談】では,$1=¥160,金融政策は方針転換しているのか?,都知事選と民主主義のコスト?限界?などについてお話しします.
ーーと宣伝はこのくらいにしておきまして,本日第一の私的ビッグニュースは昨日が7/1だったこと...嘘でしょ? 6/31でしょ?? 日銀短観関連のtweetみて遅まきながら2024年の後半スタートです.
というわけで本日は昨日発表された日銀短観について.第一の論点は足下の景況ですが,今回は雇用にも注目してみましょう.本日のポイントは今後の短観から景気のフェーズ変化を読む方法です.
各四半期の初日は日銀短観(日本銀行 全国企業短期経済観測調査)の公表日です.日銀短観は全国9000の企業へのアンケート調査です.↓こんなかんじの質問に答えてもらい,「1.良い」と答えた割合から「3.悪い」と答えた割合を差し引いてDI(Diffusion Index)と呼ばれる指数を作成します.
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