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【飯田線各駅訪問】77 小町屋駅
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奇抜な雰囲気の「最も新しい駅」
ここは駒ヶ根市の中心市街地にある、小町屋という駅だ。とにかく斬新なデザインの駅であるのだが、それもそのはず、この駅は飯田線内で「最も新しい駅」なのだ。
駅は当初より1面1線の単線駅だが、元は現在とは線路の反対側、下り列車から見て左側にホームがあったのだ。しかし、この小町屋駅、駅近隣の赤穂高校の生徒が多く利用する。その赤穂高校は、下り列車から見て右手側にある。
つまり、登校で列車を降りた生徒たちが、線路の反対側の学校へ行くのに踏切で足止めされてしまうのだ。たくさんの生徒たちがホームに溜まり、列車の遅延にも繋がっていた。
(分かりづらい説明になってしまいましたので、マップで位置関係を確認していただければ分かりやすいでしょうか…)
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そこで、なんと駅の移転が実行される。ホームを線路の反対側へ移すという、大規模な工事である。この工事は2009年に完了。現在のこの駅は、ホームも含めて飯田線で「最も新しい」ということになっている。これは盛り土工事のために線路ごと敷き直された、飯田市の川路駅よりも新しい。
さてこの駅は、新しいからこそのかなり奇抜な雰囲気がある。壁だけの超簡易的な待合所は、平成の不景気中におけるコスト削減か…?なんてことはさておき、階段や駅前のロータリーなども含めて、利用しやすくかつ美しさのあるデザインになっている。
そして新しさを際立たせているのが、何故かグレーの駅名標の脚である。JR東海では一般的には駅名標の脚の色は黒なのだが、なぜかこの駅はグレー。私も初めて見た時は見間違いかとさえ思ったが、そんなことはなかった。なぜこの駅に限ってグレーなんだろう。普通に理由がわからない…。それこそ黒に塗装する分のコスト削減か…?なんていろいろ考えてみるのだが(笑)、どれもしっくりこない。
さて今回この駅へは、私の所属する山岳班のイベント「超距離ハイキング」にて、飯田市から駒ヶ根市まで歩く途中に“視察”することができた。伊那上郷駅から駒ヶ根駅までの、16駅間分の沿線徒歩旅である(笑)。私が飯田線を好きなことは、班活(部活のこと)でも有名なので、顧問の先生にも許可を取ると簡単に承諾してくれた。いや、むしろ先生が歩行ルートを、敢えて飯田線の近くに設定して下さったのである。私のことを分かっている。さすが(謎)
こうしてほんの僅かだが、この小町屋駅を観察することができた。過去に駅の脇を車で通りすぎたことがあったような気がするが、ほぼほぼ今回が初訪と言えよう。さぁ僅かな時間、駅をめいいっぱい観察しよう! 斬新な駅の階段を登る足は、飯田市から50,000歩も歩いてきたとは思えないくらいに軽かった。