ぼくの畑に来るネコ159『良い方向に』
朝焼け。
チャッコが、何処からかやって来た。
子猫達は、夜明け前から活動しているのかも知れない。。。
キッキー君も、何処かからやって来た。
チャッコ「おじちゃん！」僕「なに？！そこ危ないよー」
チャッコ「これが薪ストーブの中なのね？」僕「そうだよ。今から火をつけるから、どいてくれる？」
キッキー君「チャッコ、何をやっているんだ？」
キッキー君「おじちゃんの邪魔になっているんじゃないのか？」
チャッコ「キッキー君！僕は邪魔なんかしてないよ！」
チャッコ「おじちゃん？僕、、邪魔してた？」僕「邪魔にはなっていないけど、、やっぱり邪魔かな。」
チャッコ「がく〜〜〜ん！」
チャッコ「おじちゃん、御免なさい。ペコリ♪」
チャッコ「でもさ、そんなに邪魔じゃ無いよね？ね？」僕「んだね♪でも、火を使う時は、危ないから、」
チャッコ「そうなんだ、僕は邪魔なんだ、」
チャッコ「僕は邪魔なネコなんだ、うるうる」
キッキー君「チャッコぉ、誰もそこまで言ってないよ」
キッキー君「チャッコぉ、よく聞いて。君の存在全てを邪魔なんて、誰も言ってないよ」
キッキー君「おじちゃんが薪ストーブに火を入れる時、側に誰かいると、熱くしたり、怪我をしたりしたら大変だから、注意を促しただけ。」
キッキー君「それは、チャッコの事を思うが故の優しさなんだよ」
キッキー君「チャッコぉ、おじちゃんに関心を持って、構ってもらいたいのは、重々分かるよ」
キッキー君「でも、独りよがりで悪い方に意味を取っていくのは、良くないよ」
キッキー君「ここはバカだ大学だから、"これをやって悪い"は無いけど、気持ちは良い方向に向ける。これが、ここの大学の最大の勉強だよ」
チャッコ「深い〜」
バカだ大学OBのクロちゃんがやって来ました。
クロ「あ〜〜〜腹減った♪」
キッキー君「流石、OB！」
バカだ大学の用務員の僕は、毎日、薪ストーブで火を起こし、お湯を沸かす。
二十日大根の種を蒔く。
毎日が楽しい。、