受け入れる気がない人とは喧嘩ができない
喧嘩の下手な大人って多いなっておもう。
わたしの職場は、混沌だ。
いろいろな専門性を持つ人間が、一つの箱の中にひしめいている。
専門性が違うので、一つの物事に対して本当にいろいろな見地を持っている。そして、それをすり合わせることは、なかなかできない。
社会人になったばかりの頃も、同じような経験をした。
自分の職種と別の職種。ついつい、自分たちの方が優れているなんて言ってみたり、馬鹿にしてみたり。
けれど、仕事をしていく上でお互い職域を知っていくと、考えは変わった。
自分にはない目線を持ち、自分にはない技能を持つ人。
代わりにはなれないから、教わって、引き立てあっていきたいとおもうようになった。
そういうふうにして回っていたのだ。
きっと先輩たちも、同じチームのようであって相容れない何かがあって、それでもリスペクトを持つことで受け入れあってきた。
喧嘩はリスペクトがあってこそできることだとおもう。
話をすれば解決する可能性があると信じるから、大人の喧嘩は成立する。
だから、みんな喧嘩はしないみたいだ。
陰口を叩く。
リスペクトがないから、本人に向かって意見を言うと「文句」になってしまう。だから陰口を叩く。
わたしも上手に喧嘩ができない大人の一人だ。
真剣に伝えようとするほど、言葉を失ってしまう気がする。
言葉を探してあれこれするうちに、リスペクトを忘れて斬りつけてしまうことがある。
冷静に。冷静に。
大人の喧嘩は簡単ではない。
けれど、わたしは喧嘩が悪いことだとは思わない。
上手にやりあえるような関係で、仕事をしたいと願っている。
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