それぞれ|飯尾朋花【ごはん記録】
昨日、デリバリーのごはんを頼んでみたくて、ピザを食べることにしました。
知らない人が食品をとどけにくるということ、というか郵便配達も含め知らない人が家に訪れることが苦手だったので、一人暮らしを始めてから出前というものをしたことがありません。インターホンのピンポーンという音がものすごく苦手です。恐怖です。でも、なぜか、昨日はいける気がしました
結果を言うと、注文まではいけたんですが、直接お店に取りに行ったほうが早いし安いことに気がついて結局取りに行ってしまいました。いけなかったわ普通に、惨敗です。
しかも受け取ったら思っていたよりもピザが大きく、全然食べきれませんでした。めっちゃ残った、しばらくピザ生活です、ジャンキー!
そんなこんなで今日のごはんもピザでした。
デリバリーには惨敗したけどゴキゲンなごはんメニューなので、ゴキゲンめな絵にすることに努めました。おいしかったです!最高!
普通にデリバリーを頼めて、普通に受け取れて、「楽でいいな〜」なんて思いながら普通にピザを食べる人も、普通にいっぱいいるんだろうなと思います。思いながら、普通ってなんやねんと自問自答しています。
きっと周りに昨日のことを話したら、「めっちゃわかる!」と言ってくれる人もそこそこいる気がします。だから私が普通じゃないわけでもないと思っています。じゃあ普通じゃないってなんだ?
これは私の予想だけれど、本当は普通も普通じゃないもなくて、人それぞれなんだと思います。たまたま大きな声を上げられる人が、たまたま人を束ねるのが上手い人が、「普通」というものさしをつくっただけで。
私はその誰かが偶然つくった「普通」に結構執着してしまうというか、そこからはみ出さないようにしなければと思い込んでしまいがちで、それぞれだってことを忘れちゃいます。テストの平均点とかめっちゃ気にするタイプだったし。
だからせめて、それぞれであることを認めてくれる人たちの前では、「普通」でも「普通じゃない」でもない自分としていれるようにしたいです。
個人的に、いいへんじは「それぞれ」を認めて、受け入れてくれる場だと思っています。受け入れようと努めてくれる場だと思っています。
だからいつでもどこでも無意識に「普通」を持っていってしまう自分はその場に時々恐怖してしまいます。
「普通」をかなぐり捨てる勇気を持って稽古に挑みたいです。よっしゃ!!
芸劇eyes番外編 vol.3
「もしもし、こちら弱いい派─かそけき声を聴くために─」参加作品
『薬をもらいにいく薬(序章)』
日程
2021年 7月22日(木・祝)~7月25日(日)
会場
東京芸術劇場 シアターイースト
チケット一般発売
2021年 6月19日(土) 10:00~