アンリアルライフ|幻想的な町で失われた記憶を探す謎解きADVゲーム
こんにちは。おためしと申すものでございます。
今回はアンリアルライフというゲームを紹介させていただきます。
このゲームはSteamとNintendo Switchで発売されている謎解きアドベンチャーゲームです。
青を基調としたドット絵のゲームで、哀愁のあるレトロな雰囲気に惹かれゲームを購入。
幻想的な雰囲気や世界観もさることながら、ストーリーもとても良くクリアまで没頭してしまう程でした。
紹介にあたって可能な限りネタバレは控えめに紹介しますが、気になる方は先にゲームをすることオススメします!
それでは、「ストーリー・雰囲気・ゲーム性」の3つに分けてこのゲームの紹介を進めさせていただきます。
【ストーリーについて】
記憶喪失の少女は、しゃべる信号機と出会いました。
少女には「さわったモノのキオクを読み取る力」があるようです。
──少女は自分の記憶の手掛かりとなる「先生」を探すため、
信号機とともに不思議な夜の街へと旅に出るのでした。
記憶をたどった先に、待っているのは……。
アンリアルライフは、記憶を読み取るなぞ解きアドベンチャ-。
モノに触れ、今と過去を比較して謎を解いていきましょう。
(Steamのゲーム紹介より引用)
この物語の主人公はハルという名の記憶少女の女の子。
目が覚めるとそこは見知らぬ道路で手元には謎の青い本が…
さらに、触ったもモノの記憶を読み取る「サイコメトリー」の能力を持っていました。
自分がどこから来たのか?
なぜ記憶を失っているのか?
記憶の断片に残っている「先生」という存在とは?
サイコメトリーの能力で触れたものの過去の映像を見て、青い本を手がかりに謎の真相に迫っていくいくという物語になっています。
また、この紹介文を見て気になるのは「しゃべる信号機」という点ではないでしょうか?
この紹介の通り、このゲームのサポート役は高性能AI信号機の195。
動かない信号機がどうやってサポートするの?って思いましたが、脳内に直接干渉することで、いつでも195と会話をすることができます。
会話のログをとってくれたり、記憶を失って脳機能に安定していないハルをサポートしてくれます。
しかし、案外ポンコツな部分も多くハルにつっこまれたり、結構人間味のある可愛げのある性格をしています。
他の登場人物もなかなか変わった風貌のキャラクターが多く、トラブルを一緒に解決したりするうちに、手がかりの発見だけでなく主人公自身の成長も見て取れ、次はどんなキャラに出会えるかなぁとワクワクしながらプレイできました。
ストーリー全体としての起承転結、終盤にかけての意外性のある転換、話の締め方やED曲の歌詞など…
魅力的な構成になっているので、話に没入しやすくもう一度やって見返したいと思えるほど質の高い話になっていると保証できます!
【ゲームの雰囲気・演出について】
このゲームの一番の魅力は「世界観と雰囲気」だと自分自身は感じています。
自分自身の好みの話になってしまいますが、ドット絵のゲームは名作が多いと思っています。(Undertale・VA-11 Hall-Aなど…)
最近のゲームは細部の美麗さを表現する為、グラフィックのクオリティやCG技術のレベルが上がっている傾向にあります。
しかし一方で、ドット絵はシンプルな表現であるためクリティカルに表現を感受しやすく、昔ながらの懐かしさや温かみを含んでいると思っています。
閑話休題、このゲームも例に漏れず世界観の表現として全てのドット絵で構成されているため、異世界の幻想的な雰囲気に引き込まれやすくなっています。
海の見える謎のホテル・天体が回っている美術館・夕暮れの学校…
あまり多く挙げるとネタバレになってしまうのでここまでにしておきますが、どの風景も印象的で良い風景を撮るのもこのゲームの一つの楽しみ方と取れると思います。
風景の描写だけでなく、重要な場面では専用のアニメーション付きの一枚絵もあり、心を揺さぶられる事間違いなしです。
また表現や見せ方にも力が入っており、真相に近づくにつれて緊張感が高まるような演出が素晴らしいと感じました。
特にBGMの使い方が見事で、基本的な落ち着いた雰囲気や世界観にあった大人しめのBGMから、怖めの場面への転換のギャップが効果的に緊張感を高める演出となっています。
さらに、細かい場面の変化にあわせてBGMも変わるので細部まで世界観を表現されていると感じました。
さらにBGMだけでなく描写での演出にも力が入っていて、前述したドット絵が持つシンプル故の直接的な描画変化が、静謐から緊迫への開きを大きく感じさせてくれます。
ただし、一部強めのノイズ表現や原色のキツめの描写もあるので苦手な方は注意です。
【謎解き・ゲーム性について】
次にこのゲームの謎解き部分の難易度などについて書いていきます。
はじめに謎解き要素について、基本的に調べられるモノは分かりやすくマークがついていて、キャラクターとの会話から答えへの導線もしっかりしているので、ストーリークリアで苦戦するということはほぼないと思います。
一部背景に調べられるものがあったり隠し実績などもあるので、いろいろなキャラに話しかけたり細かい所まで探ると意外な発見もあり探索しがいもあります。
ただし、最高難易度の隠し実績だけは、自力で見つけ出すのが不可能なレベルで攻略は見たくないけど100%実績を集めたい!という人はモヤモヤするかも…
Steamでは全部で64の実績があります。(攻略を見て全実績集めました…)
次に操作性について、自分はPCのキーボード操作でプレイしたのですがこの点は若干煩わしさを感じました。
キー配置について、WASDと方向キーで移動、Zで調べる、Qでログ確認、Eでインベントリ、Rでアイテム使用となっています。
良くある配置ではありますが、WASDを押しながらZで調べるのが少し難しく、移動は右手の方向キーで行っていましたが、そうするとQやEキーがZと離れているのがプレイしていて少し気になりました。
設定でボタン配置を変えれないので、やるうちに慣れるしか無かったです。
また、謎解きの過程でアイテムを使用する場合、バッグに収納されたアイテムを一度手に取り使用したい所を調べるという操作が必要になります。
中盤の謎解きでアイテムを色々と入れ替え別の場所で使用を繰り返えす場所があり、取り出して使用して回収してと手順が多く、取りだしや使用の際に確認も入るのでこの点は不便だと思いました。
素早いアクション性を求められる事はないので、のんびり謎解きを楽しむ余裕を持ちのが良いでしょう。
【総評・感想】
最後に総評として、どういう人にこのゲームをお勧めしたいか挙げてみます
・クリアまでの時間は6時間程、比較的カジュアルに遊びたい方向け。
・ドット絵で表現される幻想的な世界観にどっぷり浸りたい方
・ミステリー系の高クオリティのストーリーを楽しみたい方。
この紹介記事で興味を持って惹かれた方は是非プレイしてみてください。
とてもいいゲームなので絶対に後悔しません!
ここから先は、個人的な感想と自分語りになります。
筆者自身はやりこみの強いアクションゲームをとことんやるタイプで、今回のアンリアルライフの様な謎解きアドベンチャーとかノベル系のゲームは最近触れていませんでした。
ちょうど、Hollow Knightというゲームのやり込みを終えたばかりで次は何をしようかなと探していた時に見つけたのが、このアンリアルライフというゲームでした。
紹介画像を見た瞬間に「自分の好みのゲームだ!」とピンときたので、衝動的に購入し、世界観に夢中になり、思う儘にレビューを書くに至りましたw
文章を書く練習として紹介記事を書いてみましたが、文章では伝えきれない魅力が詰まったゲームになっているので、ここまで読んでくれた貴方も是非このゲームをやってみてください!
長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございます。
またおすすめゲームがあれば記事を書くと思うので、次回もよろしくおねがいします。