異邦人

4年の東京での音大生活、7年のヨーロッパ留学を経て、現在、音楽研究者です。オランダのマ…

異邦人

4年の東京での音大生活、7年のヨーロッパ留学を経て、現在、音楽研究者です。オランダのマーストリヒト音楽院、スイスのチューリッヒ音楽大学にてオーボエを、イタリアのローマで指揮を勉強しました。23歳から30歳の間ヨーロッパにいました。その後、広島で教員を4年。経験。現在、埼玉県在住。

最近の記事

音律の不思議

1:2 完全8度 2:3 完全5度(転回形が完全4度) 3:4 完全4度転回形が完全5度) 4:5 長3度(転回形が短6度) 5:6 短3度(転回形が長6度) 6:7 7:8 8:9 長2度 大(転回形が短7度) 9:10 長2度 小(転回形が短7度) 11:12 12:13 13.14 14:15 15:16 短2度(転回形が長7度) ※x:y の展開型はy:2x

    • 名教師の演奏について

      昔、沢山の生徒を育てる力を持った、それほど器用でない先生から、なぜ不思議な説得力のある演奏がうまれるのか疑問に思っていた。 最近、こういう推論がうまれた。 多分、こういう先生達は、生徒の面白いところやいいところを常に盗んでる。 教える立場になってわかったこと。

      • 聴講の価値

        いろいろな先生のマスタークラスに参加したが、自分のレッスンだけではわからない、その先生の価値観というものが理解できる最もよい機会である。 その先生の人間性や接し方、コミュケーションの癖まで見えてしまう。 ここで大切なのは、それがいいかどうかジャッジしないこと。 大体、この「いい」は自分にとって「都合がいい」になりやすいから。 ここでの「悪い」というのは、自分の「都合の悪い」だったりする 決してジャッジせず、敬意を持って、相手の中から自分自身を見つけること。

        • 故障について

          故障というのは何なのか? 幾つかの原因が挙げられる ・本音に嘘をついている。 ・活動についての情報不足。 ・ついている指導者との相性。 ・リラックスして取り組めない環境にいる。 ・昔の記憶の整理ができていない。 いろいろあるが、共通点は ・楽しめていない。 ・活動と違うところに問題がある。 ・本当はやりたいことじゃない。 など。 人間の動物としての体に、理をもって逆らってはいけない。全ては繋がっている。 結論は、おいしいものを食べ、おいしいものを飲み、楽しく会話をす

        音律の不思議

          教育

          人は強制されればされるほど、やる気を失う。 それを頑張れば頑張るほど、不健康な方法を追求するようになり不具合が生じるようになり、目的に達することができない。 自分に正直であること。 自分の本音に嘘をつかないこと。 最重要。

          経験した音楽教育

          いろんな方法があるので、一概には言えない。 ただ、自分が実際に教授から受けた教育は以下の通りである。 かなり合理的アプローチ。 ①何が好き?やりたい?(目標の設定) →自己の投影 ②やってごらん。(現実をみる) →体験 ③どうやったらできる?(アイデアを出す) →思考促進 ④一緒に考えよう。(調査・分析) →物事の原理原則 ⑤好きなことできた?(検証) →次への道筋 これらを繰り返し行い、ブラッシュアップしていくと投影していた最初の自分へ辿り着くという手法。 気

          経験した音楽教育

          指揮者

          最近、よく考えることがある。 指揮者についてである。 これらの人は音を出さない。お願いするのである。 応えていただけるかどうかは、説得力のひと言に尽きる。 また、音を出す側(たとえば私はオーボエ奏者)の時の経験がいきる。どうして欲しいかがわかるからである。 そういう意味でも、何かの楽器は絶対にいい指揮者と演奏経験を積むといい。 盗めるから。 ここでごちゃごちゃ理屈をこねる暇はない。 とっととやれである。

          本物の勉強は人からじゃないと絶対無理。 断言できる。

          本物の勉強は人からじゃないと絶対無理。 断言できる。

          音楽はhave to やnotからは決してうまれない。 Want の世界だからだ。 Better to do itはありだと思う。

          音楽はhave to やnotからは決してうまれない。 Want の世界だからだ。 Better to do itはありだと思う。

          システムに頼る者は、システムに潰される。

          システムに頼る者は、システムに潰される。

          チューナーとメトロノームをいつも使う人間は、自分の聴く力や感じる力を侮辱している。 使うのはときどきでいい。

          チューナーとメトロノームをいつも使う人間は、自分の聴く力や感じる力を侮辱している。 使うのはときどきでいい。

          休日

          休日にスコアと格闘する予定である。 合宿である。 普段できないことします。 もうここまでいくと完全なる趣味です。 作曲も編曲もやってみたいけど、数年かかるので無理。 PCでは絶対しない。

          お天道様は見ている。

          お天道様は見ているよ。 こういう言葉を古いと感じる人も多くいる。 だいたいこういう人は目的のためには手段を選ばない。 こういう考え方、危険である。 もう一度ものの道理を考え直したほうがいい。 お天道様は見ているよ。 うちの祖母がよく言っていたのを思い出す。

          お天道様は見ている。

          Profile

          <Profile > 綿岡浩平 1987年生まれ。 広島県広島市出身。 2010年武蔵野音楽大学を卒業後、オランダのマーストリヒト音楽院にてオーボエをMarc Schaeferdiek氏に師事。 2014年同音楽院卒業。 その後、Thomas Indermuhle, Christian Schmitt, Ernest Romboutなどの各氏に師事。また、イングリッシュホルンをMartin Frutigerなど各氏に師事。 これまでに指揮法をRaffaele Napoli,

          上達

          芸の上達はクセを徹底的に省くこと。 そこではじめて特徴というのが出てくる。 クセを個性と勘違いすればあとは落ちるだけである。

          数学と音楽

          数学と音楽。 一見すると関係ないように思える。 音楽は感性、数学は論理。 実は逆なのである。 音楽は論理、数学は感性なのである。

          数学と音楽