LPC1343モジュールによる、PS/2キーボードを利用したPC-8801mk2FRのキーボードの開発(未完成)(2019.7.28ベータ版になりました)
だいたいのお品書き
1.PS/2キーボードをLPCで読む
2.DIN13ピンコネクタの自作
3.8801mk2FRのキー回りのまとめ
他の記事で関心を持ってくださってる方が少なからずいらっしゃっていてとてもありがたい状況なので、内部事情的にはきついですが、上の三項目を大まかに書いて、そこは無料ゾーンにさせていただきます。
そもそもFRは8ビット時代終焉期にカラー純正モニタが壊れていたものを友人から譲って頂いていて、その時は白黒でしか堪能できませんでした。
今の知識ならその時の事をなんとかできた、というところまでは自負できているので、88FRの球数的にキーボード問題はゆゆしきところにある状況であることを感じました。
自分でも、お金をかけるにはいかず、涙ぐましい努力でお金を極力使わずにここまできました。まだ未完成なのが元も子もない感じなのですが、ご参考になれば幸いです。
1.PS/2キーボードの信号を読む
PS/2のキーボードプロトコルについては検索すると見つかります。シリアルのやりとりは結果的にはタイミングの問題だったのですが、あそこまで決まり事が多いと、うげっ、っとなっていました。そんなとき、mbedのPS/2ライブラリを見つけました。最初はそのコードが何をやっているのかはわからず、とりあえずコンパイルしてしまえばライブラリとして使えるのでは?という甘い期待はすぐに木っ端みじんになり、一旦はとん挫していたのでした。
PS/2キーボードのジャックであるmini DIN 6pのジャックをそろえて、基板に装着できたあたりから、なんとかなる気がする、という感覚を覚え、自作途中だった(試しに使えないのでどのくらい途中なのかそもそも失敗しているのかもわからなかった)DIN13ピンプラグの方を再び進めることができました。
2.DIN13ピンコネクタの自作
そのときは検索で見つからなかったので買うという選択肢がなかったのです。一個目の試作で銅針金をピンに、アルミの板を筒状にラジペンで曲げ加工したものをGNDのガワ(正式名称を知りません、スイマセン)にして黄色いタイプのゴムのりで実機に刺してピンを固定するという、今となってはかなり無茶をしました。念を押しておくと、シーリングが十分でないとゴムのりは簡単に流動して漏れてしまいます。
ピンに関しては0.9ミリの銅の針金なのではんだ付けは問題なくリード線で伸ばすことができました。ちなみに側の金属板に使ったアルミ板は0.5ミリ厚です。
ただ、線の引き出し側の方向近くではきれいに銅線が出ていなく、ここのピンどうしが短絡していたら完全に失敗だな、とかなり脅威でした。
3.8801mk2FRのキー回りのまとめ
SRとFRのキーボードどうしは問題ないのですが、mk2無印のキーボードはコネクタと筐体部が干渉してさせません。SRには別の場所にもキーボードをさせる場所があるらしく大丈夫らしいのですが(未確認)、FRはダメです。
ただ、この頃の方式自体は同じで、アドレスライン4本、データ線8本、GND、電源、というピン構成はスタンダードにキーマトリクスの全線をひっぱり出した88初代の名残のままです。アドレスラインは4本のをデコードして使っているみたいですが。
LPCでやる場合は3.3V系と5V系の接続になってしまう、というのも不安材料のひとつでした。当然88側が5Vです。
だいたいこんな感じです。では詳細記述していきます。
2019.7.28追記です
改題もしましたが、難ありながら、動作するようになりました。
元の付録ソースの次に現時点でのベータ版ソースも載せます。
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