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最近ハマってるR&Bデュオ「dvsn」についての話

皆様はどんな音楽をよくお聴きになりますか?

世界には色んなジャンルの音楽があって、だからこそ三者三様、色んな音楽の好みがあると思います。

ちなみに、私はここ数年R&Bやヒップホップに夢中になっています。

学生の頃から聴いたりもしていましたが、当時の私はヘヴィメタルに夢中でした。メタルのCD収集やライブ参戦の為にどれだけの小遣いをつぎ込んだかはあまり考えたくないですね。笑

時が経ち社会人になってからはThe Weekndにドハマり。元々D'Angelo等のネオソウルは好きでしたが、The WeekndのおかげでR&B系統への理解や関心がより深まって、漁る音楽の対象が一気に変わった気がします。

(The Weekndについても、いつか記事にしてみたいですね。)

そんな経緯でR&Bを頻繁に聴くようになった時、音楽配信サービスのプレイリストで流れてきた曲に、強烈に印象的なモノが一つ。

その曲がこちら。

A Muse

好みドンピシャ!って思わず口にしましたね。

印象的なピアノのフレーズ、ミドル〜スローテンポで刻まれる身体中に響く程のビート、物憂げな雰囲気も醸し出す美麗なファルセットを絡めたボーカルワーク…どこを切り取ってもサイコーです。聴いた瞬間虜になってそこからアーティストの情報を漁りましたね。

これが、最近ドハマりしてるアーティスト、

「dvsn」を知ったきっかけでした。

前置きが長くなりましたが、今回はdvsnについてつらつらと書き連ねていきたいです。


dvsnは、現代ヒップホップシーンにおける重要人物の一人、Drakeが率いるレーベル、OVO SOUND所属のアーティスト。メンバーはヴォーカルのDaniel DaleyとプロデューサーのNineteen85の2名。特にNineteen85はDrakeの「Hotline Bling」等を手掛けた方としても知られる人物です。

彼らの音楽の特徴を端的に表すとすれば、

「The WeekndやDrake以降の現代的なスタイルに、90年代のテイストを残したチルアウトR&B」

といったところでしょうか?

洗練されたミドル〜スローテンポのトラックをバックに紡がれる美麗なファルセットを交えたセクシーな歌声は、月並みな表現にはなりますが、チルアウトという言葉がとてもよく似合います。

加えて、彼らのトラックには90年代辺りのネオソウル•スロウジャムを彷彿とさせる要素もある為、The Weekndや先ほど名前を挙げたD'Angelo等が好きな自分としてはドンピシャだった次第です。

彼らの音楽は「トラップソウル」という枠組みに分類ができそうです。

トラップソウルとは読んで字の如く、高速スネアと印象的なベースが中毒性高めで現代的なトラップビートに、ソウルミュージック由来の美麗な歌声とムードを掛け合わせた音楽を指します。

このジャンルはBryson Tillerというアーティストが先駆けと言われており、そんな彼の1stアルバム名はズバリ「T R A P S O U L」。

先鋭的な音楽性を作ったアーティストの作品がそのままジャンル名になることはたまに見受けられるかと思います。VenomのBlack Metalみたいな感じで。

少し話が逸れましたが、とにかく中毒性の高い音楽性なんですね。音数自体はさほど多くはないものの空間的な密度を感じさせるトラックはたまりませんね。

加えて楽曲のセンスも抜群。サンプリングの引用元もさることながら、トラック自体が現代的な感性ながら90年代のソウルミュージックのエッセンスを感じさせるので、ネオソウル好きにも十二分にアプローチできるかと思います。

長々と語ってきましたが、ここで何曲かご紹介いたします。実際に耳にして彼らの世界観にドップリ浸ってくださいませ。


Too Deep

1stアルバム「Sept 5th」より。

スローテンポで紡がれるビートから始まり、女性コーラスに絡まるセクシーな歌声はどこまでも深く沈んでいくような雰囲気さえ纏います。深夜のドライブや、ゆったりと過ごしたいときにピッタリな一曲ではないでしょうか。

Mood

こちらは2ndアルバム「Morning After」より。

彼らの持つスローでセクシーな魅力はそのままに、より90年代辺りのネオソウルに通ずるジャジーでどこかスモーキーな雰囲気を感じさせる楽曲になっているかと思います。美しいピアノのフレーズから紡がれるファルセット混じりの歌声、スムースでチルアウトなトラック…まさに「Mood」を作りあげる一曲かと。

(ちなみにPVはセクシーなお姉さんがセクシーな格好でイケない煙を吹かしてます。)

Between Us feat. Snoh Aalegra

こちらは今年、2020年リリースの3rdアルバム、「A Muse In Her Feelings」より。本作は前2枚と比べると、どことなく明るい雰囲気を纏っている楽曲が多数ございます。この曲もどこか明るい雰囲気を感じさせるような気が。客演のSnow Aalegraの芯のある歌声もトラックに非常にマッチしており、男女二人のことを歌っているスイートな歌詞を彩る美しい一曲になっているかと。

(この曲のサンプル元であるUsherの「Nice & Slow」もいい曲なので、興味があれば是非とも。)


長々と記してきましたが、dvsn、オススメです。

皆もdvsnにハマりましょう。

…いや、ハマってください。笑

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