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【考え事】 イラストレーター


 多分、ここ最近私が書きかけの小説をあれやらこれやらほったらかしにして『#イラスト』で記事を上げているからだとは思うのですが、note の AI がオススメなのか関連なのかで『#イラストレーター』のかけられた記事を出してくるようになりました。 

 もしかしたら『# イラスト』でおすすめされた記事に『# イラストレーター』がついていて、その関係でおすすめに出ているのかもしれません。
 それか、フォロワーさんの中にイラストレーターさんがいらっしゃるからだろうか? とか色々考えたりしております。

 私は絵を見るのも描くのも好きなので、なんとなくお邪魔させていただくこともあります。基本的に他の方の記事はあまり読まない(悪い感情によるものではなく、私の頭の容量がカスなだけなので大丈夫です✌️)ので、本当になんとなくなんです。

 それで、実際に拝見して、いろんな人がいるな、と思います。

 毎回『なんでそれを無料で見せてくださるんですか』的な実力の怪物みたいな人、非常に使い勝手の良いイラストを描いている人、親しみやすくかわいい絵の人、惚れ惚れするくらい綺麗な線を引く人、抜群の色使いの人、ご自身の小説の挿絵をさすがの表現力で描いている人、登場人物のキャラクター設定に厚みを持たせるために日頃の様子を面白く描いている人、様々です。

 私は、悪名高いミズノ節に依る文章はともかく、自分の描く力を卑下するつもりはないのでこの表現をしますが、イラストを見た際に『私より描いてきているかどうか』が、なんとなく分かります。多分だけど、絵を描く人はほとんどみんな分かるんじゃなかろうか。

 ごまかしが効かないので絵は怖いですよね。
 もちろん、感じ取った好き嫌いも含めて。

 大抵『うわバケモンおる』とか『かわヨ☺️💓』とか思う人の絵は『好き』だし、『なんでその色にしたの?』や『考えて描いてないな』と思う人の絵は嫌い。嫌いと言うと語弊がありますが、色々混ざった結果の複雑な『嫌い』。他に表現するなら『多分そりが合わないだろうな』がとても近い。

 毎回『好き嫌い』について書くときに注釈を入れているような気もするのですが、この場合の『嫌い』は、描いた人や表現した人や作品そのものを否定する意味の『嫌い』ではありません

 たまたま私が『嫌い』と思っただけで、『好き』と思う人も絶対にいるし、その絵を描いた人を神様みたいに感じる人だっています。それは間違いないので、今『スキつかないなあ』とか『伸びないなあ』とか思っている方がもしおられたら、心配しないで大丈夫です。絶対います、あなたの絵を、ものすごく好きな人が。

 私の絵についてもそうですが、同じように『かわいい☺️』として大事に扱ってくれる人もいれば『キッショなんやこいつ宇宙人みたいな絵描くなや死ねゴミ下手くそ』くらいに思う人も(本当に)います。価値観の数だけ好き嫌いがあるというだけの話。
 じゃあお前はなんぼ程のもんじゃブス、と思われるのは辛いので、何枚か置いておきます。最近野菜を描くのがマイブームです。突然のブームです。

最頻出
手が好き
こないだのやつ
はい人気のナス🍆
意味わかんねえくらい人気あんだけどなんでなのこのクソふざけたナス

 このところ待ち時間がちょこちょこ生じる試験や実験を取り扱っているので、合間に note を覗いて、おすすめされた『#イラスト』や『#イラストレーター』のタグがついた記事を拝見しております。
 大体、『わーこの絵かわいい』と楽しい気持ちで読んでおりますが、最近は『ん?』と思うことがちょっと多い。読むの疲れてきた。

 イラストレーターを本職とされているのか、それとも副業なのか、趣味なのか、いまいち判然としないけれど『イラストレーター』の肩書を持ち、でもなぜかイラストを載せてくださらない方の記事が妙にある。

 ずっと、心構えなのか意気込みなのか、分かりませんが、ひたすら『気の持ちよう』の方を書く人が多い気がするのですが、どうでしょう?
 描かないの? と思う私が図々しいんだろうか。

しばらく読んで『あん?』ってなる

 もちろんイラストというのはその人が積み重ねてきたものの結晶ですから、無料で見せるわけにはいかない、と思う人もいるでしょう。そりゃそうだ。このあたりは完全に人それぞれですが、サンプル等を拝見し『この人の絵全部見たい!!』と思った際、見たいなら払うもん払って、と言われても個人的には納得します。
 だって好きになっちゃったし、その上、自分より描く人の絵とか描き方とかよだれ出ちゃうし。

 ところが件の記事では、これだけ仰る方の絵なら参考にさせていただきたい、と思って記事の購入をしようかと子細を見てみると『ここから先画像無し』と表示されているから、買おうにも買えない。
 お支払いしますので、直近のイラストを拝見したいのですが……。

 なんとも表現し難い気持ちになります。 

 これからイラストレーターとして大成するぞ! 開業もしたぞ! 大手に言い値で絵を売れるようになるぞ! とポートフォリオも製作過程も悩み事も公にして、お仕事を獲得するために地道に、確実に活動されている方の記事は拝読していて面白いです。作風の好き嫌いはさておき、奮闘している様子は応援したくなります。

 でも、自分の絵を一枚もあげないで、『絵とはこう』とか『イラストレーターとしての心構え』とかばかり目に入ると、『で、絵は?』と困った気持ちになってしまう。実力がある本職の人はあんまり、自分の職業がなんたるか、如何に困難か、みたいなことは語らないし。

 絵を上手に描けるようになりたくて note の記事を探している方もいらっしゃると思います。でも、体感的に、note は『書く』が上手い人の数が圧倒的に多く、『描く』に傾いている人は少ないようです。なので私はピン●レストを愛用しています。回し者では無いから一部伏字にしたけどほぼ無意味。

 開業後の運営についてのノウハウ、職業にしてからのノウハウ、すなわち事務的内容の実際や参考を探すのであればぴったりだとは思いますが、技術や上達についての部分は、自分が『好きだ』と思う人の絵を見まくるとか真似しまくる、成書を読むとかの方が良いかもしれません。
 好きなデザインとか色の集まりとかでも良いです。好きならなんでも。
 最初はうまいことイイ線が見つからなくても、なんか、ある日突然、すぱっとひけるようになったりします。
 そのためには、『イラストレーターとは……』的文章を読むよりは、とりあえず、考えながら描いた方が、きっと良いように思うのです。

 あと、凄く重要なことなのですが、令和の子ってバカクソ絵上手だよね。
 絵や漫画、小説、デザイン等々を仕事にして食っている友だち連中も言っているからこの『令和の子やばくね?』感は間違い無いと思います。
 誰にもとらわれずその調子でガンガンいってくれ。
 おばちゃんたち、あなたのイラスト集を買うために貯金しておきますから。







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