Linuxで原神を遊んでみよう
大前提
何をインストールするときもそうですが、パソコンの環境を変えるときにはTimeshiftやSnapper等のバックアップは必ず取ってから行うこと。バックアップを取らずに環境が逝かれて戻せなくなっても文句は言えません。
まずはWine
取り敢えずWineを入れましょう。WineHQ公式ページのインストール方法を見てください。
私がインストールしたことのある環境だと、openSUSEでは
sudo zypper in wine
mintの場合 https://forums.linuxmint.com/viewtopic.php?t=417827 を参考にするのが良いかと思います。
インストールが完了したら
wineboot
というコマンドを実行してください。winemonoをインストールするか聞かれると思いますが、インストールしてください。コマンドの実行が終わった頃にホームフォルダに.wineという隠しフォルダができていると思います(Linuxにおいて隠しファイル・フォルダは頭に.がつきます)。このなかのdrive_cからProgram Files(x86)のInternet ExplorerフォルダからInternet Explorerを開いてください。初回起動時にWine Geckoをインストールするか聞かれると思いますが、インストールしてください。ただopenSUSEの場合勝手にインストールしてくれた記憶があります。ここらへんはDistroによると思います。
次にSteam
steamをシステムパッケージまたは公式ページから.deb等で落としてきてください。
これで環境は整いました。次はGenshin Impact本体を入れていきましょう
Genshin インストール
公式ページからWindows用のHoYoPlayをダウンロード(setup用のexeファイル)。落としたらwineで実行しましょう。Windowsでダウンロードするのと同じ要領でLauncherをインストールします。インストールできたらあとはsetup.exeに用はないので削除するなり各自処理してください。インストール完了時にFinish&Launchみたいな感じで勝手にLauncherを立ち上げてくれると思うので長い長いダウンロードをここで始めましょう。
Genshinの起動
ダウンロードや解凍が終わったところでランチャーは閉じます。そのままランチャーからWineで動かしてもいいのですが、そうすると他のアプリケーションに移動するとマウス・キーボード操作が聞かなくなるという結構めんどくさい現象が発生します(その時は原神を再起動するしかないです)。なのでさっき入れたSteamを起動してください。ログインしたら、左下にあるAdd a GameからAdd non-Steam-gameというのを選択。参照(browse)からhome/.wine/drive_c/Program Files/HoYoPlay/games/Genshin Impact gameの中にあるGenshinimpact.exeを選択して入れましょう(隠しフォルダなので当然ですが右クリックして隠しフォルダを表示にチェックを入れないと.wineは表示されません)。その後、SteamのLibraryからGenshinimpact.exeを選択して設定みたいなアイコンのボタンからProperties、Compatibilityを選択してForce the use of a specific Steam Play compatibility toolにチェックを入れましょう。勝手にProton Experimentalを選択してくれるのでそのままで良いですが、後々何かしらの不具合が起きたときにはExperimentalを除いて最も新しいバージョンに変えるのも一つの手ですね。それができたらあとはPlayを押して起動するだけ。楽しいTeyvatの旅をお楽しみください。それではまた!