2023年8月6日
こんにちは、アスカです。
一回忘れると本当にダメな人間だと実感した一週間でした。
強制力が自分にとってどれほど重要なのかを痛感しました。
そんなことはさておき、
今日は8月6日なので、広島育ちとしては外してはおけない日と思い、浮上しました。
<8・6と8・9>
個人的に世界の常識だと思っておりますが、
本日8月6日は、広島市に人類史上初めて原子爆弾(リトルボーイ)が投下された日です。
同じく9日には、長崎市に二つ目の原子爆弾(ファットマン)が投下されました。
長崎のことはまた9日に記事にしたいなと思います。
広島での死者は、1945年末までで14万人とされています。
当日に亡くなった方と、後日放射線による急性障害によって亡くなった方が含まれます。
<2023年8月6日>
数日前まで6日は雨の気配がありましたが、
やはり晴れましたね。
記憶の限りで、平和記念式典が雨模様だった年はありません。
そもそも広島への投下は、当日の天候が良好だったことが最後の決め手でしたから、
この日は統計的に晴れやすいのかもしれません。
今年は110カ国から参列者があり、
外国からの参列席予約がかなり早い段階で埋まったとか。
私が広島で観ていたころは、核保有国の要人が来るというだけでニュースになっていた記憶がありますから、
時代の変化を感じます。
これが、良い方向からの変化だったら何よりだったのですが…。
これだけの関心が集まるのは、高確率でウクライナでのことがあるからと、それに関連してG7サミットが広島で行われたからだと思います。
これは仕方のないことですが、
人間は自分に差し迫ってこないことには意識が向きません。
ウクライナでロシアが核兵器を使うかもしれない、
そこから世界的な核戦争に発展し、自分たちも脅威にさらされるかもしれない、
そんな思いを世界の多くの人が抱いているということなのだろうと思います。
もちろんウクライナでの戦闘が早く終結することを強く願っていますが、
その後に開催された式典の顔ぶれはどうなっているのだろうな、と考えます。
毎年式典を見ていると、
世の中の「トレンド」を感じ取るようになるからです。
例えば、福島の原発事故のあった2011年。
民放でも平和祈念式典が中継されていました。
「まぁ来年はしないだろう」と思っていたら案の定、それ以来民放で中継されているところを見た記憶がありません。
そして、毎年思い出すのが、小学校の頃の教師が、
「時が経つにつれ、新聞で(関連の)記事がどんどん小さくなっていくから見ておけ」
と言っていたこと。
少なくとも地元の新聞は変わらないでしょうが、
全国紙ではそうなっているのでしょう。
<世間の関心が高まる中で思うこと>
個人的に、戦争の中で起こったことをどっちが悪いだの言うのはナンセンスだと思っています。
だってお互い自分が正しいと思うから戦争になって、
基本的に勝った方が強く正しくて負けた方は弱く間違っているのです。
そういうルールで世の中動いている。
なので、謝れだのなんだのいうのは的外れな気がしてならない。
戦争ってそういうものなんじゃないんでしょうか。
善悪を決めるためのもので、決着がついたら敗者は文句を言う権利を奪われる。歴史に意思を反映させる権利を奪われる。
そういうものだと思う。
ただ、戦争をするとこういうことが起こるんだ、という認識を持つことが大事なのではないでしょうか。
だから安直に戦争なんてしちゃいけないって。
むしろ技術は飛躍的に進歩してますから(約80年前のことですからね)、
もっと恐ろしいことになるんだと思う。
特に民主主義国家に生きている以上、
国民は国の行く末に無責任ではいられない。
国が勝手にやって、自分たちは巻き込まれただけとか被害者面はできない。
それは正直、いまのロシアにだって言えると思う。
18歳で選挙権を得ることができるこの国で、
本当に「無辜」なのは、政治的に力を持たない子供だけということになるのではないでしょうか。
80年前のことなど、知っている人は一握りになりました。
しかし、このまま誰も知らないで済む未来であるために、
いまを生きている世代は、これまで以上にしっかりしないといけないんだと感じた2023年8月6日でした。
2023年8月6日
アスカ