並行して読みだした自己啓発書 その弐🈡
第5章、結びの終章で、本書籍の記事も終わりとなります。
年間700冊もの書籍を読まれる著者が一つのゴールとしての目安に勧められているのが、
週6冊、月25冊、年間300冊の多読生活の状態とのことです。
多くの人が面を食らってしまうかもしれないが、
「1ライン・サンプリング」等、本書籍で勧められている技術を活用して、フロー・リーディングの習慣を身につければ、さほど難しいことではないと仰られています。
1日1冊を基本とし、残りの1日をフリー枠として、「ノー読書デー」としたり、じっくり読みたい本を読む日にあててもよいでしょうと…
ただ何より、このフリー枠で必ずやっていただきたいのが、
次の1週間の「読書スケジュール」を先に組むことだそうです。
そして、フリー枠はできる限り曜日を固定すること。
「1日1冊」を実現する場合、何よりも重要なのは「明日読む本」が決められていること。
なぜなら、明日読むべき1冊を実際に明日読むためには、
今日読むべき1冊を今日中に読み終えねばならないからなのであると…
次の予定が入っていると、読むための時間を捻出しようとする意識が働くからと述べられています。
毎週6冊の本を選ぶとして、そのときどんなことに注意すべきか…
ポイントとして、
1冊か2冊は「ちょっと読む気がしないくらいの本」を入れるようにすることだそうです。
これまで関心がなかったはずの本に感動するという体験こそが、読書の醍醐味の1つであると…
そうやって、自分の興味の範囲をどんどん広げていけるような仕組みを「本選び」の中に入れていくのだと仰られています。
ざっくりとしたかいつまんでの記事とはなりましたが、
本書籍についてはここまでに致します。
『遅読家のための読書術』
お手に取って読まれてはいかがでしょうか?