全裸中年男性は文体の舵を取れるか? その1
大学時代の文芸部仲間が定期的に挑戦していて気になったこの文章表現の問題集、仲間内での通称「文舵」。
我々昔は文章書いてたんだからまた文章書こうぜ、という事で有志を募り試しに一問やってみようという話に。
せっかくだから俺は全裸中年男性縛りで書いてみる事にした。
〈練習問題①〉文はうきうきと (本文p31~)
問1:一段落〜一ページで、声に出して読むための語り(ナラティヴ)の文を書いてみよう。その際、オノマトペ、頭韻、繰り返し表現、リズムの効果、造語や自作の名称、方言など、ひびきとして効果があるものは何でも好きに使っていい――ただし脚韻や韻律は使用不可。
【もらったコメント】
「特定のリズムに頼らないで書こうとするとこうなる?」
「ジャズっぽい文章、口語としては自然なのでは」
→他の参加者がオノマトペだったり都々逸のようなリズム感を重視したりがあった中でのこれ、という面はあるけれど……。
定型のリズムに沿わせるよりは形にハマらないグルーヴ感みたいなところを意識した感はある
ぶらんぶらん、みたいなオノマトペは入れようと思えば入れれたがあえて外したのは事実
「待ての三段活用がリズミカルで良い」
→ここもリズムというよりホップ・ステップ・ジャンプみたいなテンポを重視したところ
「最後の引きで視点が第三者に移るみたいな書き方どっかで見た」
→形としては全然違うけどイメージは太宰治の駈込み訴え
「ヴェルタースオリジナル構文」
「『またなんだ、すまない』のようなネットミームの気配がする」
→全裸中年男性もネットミームだしね
二人称の怪文書はネットミーム化しやすい、みたいな傾向があるのか?
「『ブンカジ=チンポジ』ラインはあんまりピンとこない、その勘違いに納得がいかない」
「いやそれが怪文書ってもんだから」
→「おちんちんの場所がしっくりこない事じゃないのかい?」の部分を例えば「チンポジと勘違いしてしまっていたよ」とかにするとどうなっただろう
ここはもっと綺麗に韻を踏めるオチを探すべきだった
「手癖のように出てくる文学少女要素」
→文舵っていうものからわかりやすく連想出来るキャラクター像のテンプレートが文学少女だっただけである
眼鏡と膝下スカートでお願いします
「読み方がわからない」
→それはそう
第二問もそのうちやる