宇宙業界でのジェンダー平等
こんにちは。
株式会社Kanatta代表取締役社長の井口恵です。
最近宇宙業界のジェンダー平等の状況についてご質問いただくことが多く、改めて勉強しているところです。
調べれば調べるほど課題がたくさんですが、まずは日本の現状についてご紹介します。
日本の宇宙業界でのジェンダーの状況
日本の宇宙業界での女性比率(JAXA の職員の比率を参考)は約 2 割と、半数には程遠い数値です。
さらに、現役の宇宙飛行士として JAXA に在籍 している宇宙飛行士 6 名は全員男性。
2022 年に開始し た宇宙飛行士選抜試験の 0 次選抜合格者 205 名のうち 女性はわずか 17 名(8.3%)と、業界におけるジェンダー 平等の実現という観点で大きな課題を抱えています。
アメリカの 宇宙業界でのジェンダーの状況
一方、アメリカのNASA では「アルテミス計画」が進んでします。
アルテミス計画についての詳細はこちら!
NASAのアルテミス計画では初の女性による 月面着陸がミッションとして掲げられており、実際に同計画に参加するチームに選抜された宇宙飛行士たのうち半数は女性です。
また、2021 年に NASA が発表した新 たな宇宙飛行士候補者 10 名のうち、4 名が女性である ことから、アメリカにおける宇宙業界の女性比率は改善に向かっていることが伺えます。
宇宙業界でのジェンダー平等の可能性
このようにジェンダーにおいて遅れをとっている日本で すが、実は宇宙業界に憧れを抱く女性は少なくなく、今 は非宇宙業界で働きながら、将来的に宇宙業界への進 出を目指す女性が多数います。
Kanattaが運営しているコスモ女子で2022 年に行ったア ンケートでは、コスモ女子の 8 割が「宇宙業界で働きたい」 と回答するなど、宇宙業界でより多くの女性が活躍する 可能性を示しています。
2021 年春には JAXA での新入職員 36 人のうち、女性が 19 人となり、初めて半数を超えました。これは、女性の採用、つまり人材の多様性が、組織、そしてゆくゆくは業界全体のメリット直結することがようやく認知されてき たことを示しています。
宇宙業界に限らず、まだまだ日本のジェンダー平等 の実現までの道のりは長いですが、宇宙業界で女性の ロールモデルが輩出され、宇宙業界はもちろん、他の理系分野での女性活躍を後押しする日も近いのではないでしょうか。
……………………………………
私のTwitterはこちら♡
https://twitter.com/IguMegu47
Facebookもぜひフォローしてください♡
https://m.facebook.com/iguigukanatta/
……………………………………
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?